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Fリーグ2018-19シーズン第6節 名古屋オーシャンズ対ペスカドーラ町田 レビュー

Fリーグ2018-19シーズン第6節 名古屋オーシャンズ対ペスカドーラ町田は、8-4で名古屋オーシャンズが勝ちました。

名古屋オーシャンズの課題

前半途中までは、ペスカドーラ町田のペースで試合が進みました。キックオフから続いたプレーで、森岡が星龍太がボールを奪おうと飛び込んだところをかわして先制ゴールを挙げます。守備でも名古屋オーシャンズの選手がボールを持つと、素早く距離を詰め、ボールを運ばせません。

名古屋オーシャンズの攻撃は、ドリブルが武器になっています。ブラジル人選手3人に対して、ドリブルさせるスペースを与え、ドリブルで相手の守備を攻略し、相手の守備がずれたところを他の選手が動いて崩す。そんなチームです。

ただ、いくら名古屋オーシャンズの選手たちであろうとも、試合開始からドリブルで崩せるわけではありません。ペスカドーラ町田の守備の強度が高く、前半途中までは、なかなか守備を攻略できませんでした。

名古屋オーシャンズの攻撃で気になったのは、守備者の背後を狙う動きや、守備者の間でボールを受ける動き、そして、ワンタッチのパスがほとんどないのです。常に、ドリブルしてパス、ドリブルしてパス。この繰り返しでした。この攻撃だと、相手との差が大きくないと、攻略できません。

そして、名古屋オーシャンズは、「ボールを持てる」という自信があるチームなので、ボールを失うということは、あまり念頭においてプレーしているチームではありません。したがって、ボールを奪われた後の守備のアクションが、どうしても遅い。吉川のように早い選手もいますが、前半は特にアクションの遅さが目立ち、ボールを奪われてからの素早い攻撃で2失点目を奪われます。

あと、名古屋オーシャンズのプレーで気になったのは、コーナーキックの守備です。ボールに近いサイドに2人立たせて、ゾーンディフェンスで守るのですが、キーパーが守る背後の「ファーサイド」と呼ばれるサイドを空けて守ります。

キッカーに近いサイドからの得点が多いので、守備の意図は分かるのですが、ボールに対するアクションが遅いので、ペスカドーラ町田の選手に先にボールを触られてしまいます。3失点目は、ゴールキーパーが少し中央をケアしようとしたところを、ゴールラインとの間に蹴られてオウンゴール。0-3とリードされてしまいました。

身体の強さとドリブルで生じるずれで得点を重ねた名古屋オーシャンズ

ただ、名古屋オーシャンズは、少しずつ力の差を見せ始めます。一番差があると思ったのは、身体の強さです。身体をぶつけた後の次のアクションが、少しずつペスカドーラ町田は遅くなっていきます。3-0で折り返せればよかったのですが、名古屋オーシャンズが2点を返して、3-2で折り返し。1点をリードしていましたが、ペスカドーラ町田としては、不利な状態で折り返すことになってしまいました。

後半の名古屋オーシャンズは、選手間の距離を広くし、ドリブルできるスペースを作り、ドリブルでペスカドーラ町田の守備を崩そうとします。ペスカドーラ町田もうまく対応していましたが、時間がたつにつれて、選手どうしの距離が広がり、1対1で対応する場面が増え、ドリブルを止めきれず失点を重ねてしまいました。

星翔太選手と中井健介選手にご挨拶

名古屋オーシャンズは、ブラジル人選手の力をうまく活かすチームを作っています。ブラジル人選手がズレを作り、日本人選手がズレを利用する。そんなチームに、日本代表の星翔太選手が加入し、どんなプレーをするのか、注目していました。

試合を観ましたが、まだシーズンが始まったばかりということもあり、欲しいタイミングでパスが常にもらえるようになるには、時間がかかりそうです。

ただ、相変わらず守備者の間でボールを受ける動きは巧みでした。相手を動かして、自分は動かずにパスをもらう。相手の重心の移動を見極めて動く動きは絶品です。今後の活躍に期待したいと思います。

試合後には、星翔太選手だけでなく、以前からTwitterで交流があったペスカドーラ町田の中井選手にご挨拶させていただきました。

中井選手の相手の背中を狙うプレーは凄く好きなので、お会いできるのを楽しみにしていました。中井選手は好青年でして、短い時間ですが、いろいろとお話させていただくことができました。

僕からは、1点だけ気になった点を伝えさせていただきました。ご本人も意識しているポイントだそうなので、今後楽しみにしたいと思います。

Fリーグはまだまだ観客を増やせる余地がある

名古屋オーシャンズの力は、やはり抜けていると思います。試合を見て、身体の強さやドリブルによって差を作り出すチームなので、試合間隔の短いトーナメントの方が、勝つチャンスがあるのではないかと思いました。

ペスカドーラ町田は、昨シーズンも感じましたが、選手が出るセットによって、戦い方がまるで違うのが面白いなぁと思います。点を奪いにいくセットと、そうでないセットの戦い方がはっきり分かれているように見えます。そんなところも、Fリーグの見所だと思います。

名古屋オーシャンズ対ペスカドーラ町田の試合は、アクションの強度も高く、コンタクトの音も聞こえるほどで、見応えがある試合でした。

ただ、残念ながらアリーナは満員ではなく、空席が目立ちました。試合というコンテンツの質は高いのですが、チケットが買いにくかったり、セントラル開催なのに、全チームの選手の情報がなかったりと、ちょっと工夫するだけで、解決しそうな問題が目につきました。

フットサル観戦は楽しいので、また観に行こうと思います。久しぶりに気楽に球技を観戦できました。また観に行きます。


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note有料マガジン「勝ち負けだけじゃないスポーツの楽しみ方」& 公式「スポーツまとめ」管理人 | スポーツアナリティクスジャパン(SAJ)実行委員 | うたのワークショップのお手伝い | 本業はオウンドメディアのプロジェクトマネージャー