とある記者を志望する就活生(17卒)のぼやき

内定がない。

今年度の就職活動は短期決戦と言われている。
経団連によると、6月から内定解禁だとか。

で、6月も末に近づき、現在6月19日。
TwitterやInstagramでは「就活終わり!」といった報告が次々とされており、ネットニュースでは4人に1人が内定を得ている状態だと言うのだが、

内定が、ない。

そもそも、わたしの志望業界である新聞社は今月筆記試験が始まったばかりだ。
そう、みんながメーカーや広告代理店へ面接に行っているとき、わたしは勉強をしていたのだ!

筆記に、通らない。

お祈りに次ぐお祈り。
祈られすぎて、もはや仏。お祈りメールを読みながら浮かべるアルカイックスマイル。
もう後光放ってんじゃないのかな。

そう、完全になめていた。

わたしは5月から勉強を始めたのだが、説明会で会った記者志望の子曰く、
「私、勉強始めるのみんなより遅くて……一月からだったから、不安なんです」

え?

わたし、5月。

ごがつ。ゴガツ。May。

あれれーおっかしいなー?
今すぐコナンくんに麻酔針を打ち込んでほしい。現実から逃避したい。
しかし、あゝ無情。コナンくんは黒の組織との対決に精一杯。わたしなんか構ってくれない。

でもさ、全国紙はだめでもさ、地方紙は受かるんじゃないの?っつって軽く思ってた。
そしたら、地方紙の筆記は地方の独特な問題ばかり。サッカーチームなんて知らねえ!

そうだよね、地域密着だもんね。その地域のこと知ってなくちゃね。

ならば自分の地元は楽勝だろうと思えば、なぜか地元に限って地域の問題ゼロ。
翌週届くぺらっぺらの封筒。ああ、また後光が増していく……

そして自分に言い聞かせる、「わたしは本当に新聞社に行きたかったの?」

完全なる負け惜しみだ。

内定が、ない。

この際、ブラック会社でも黒の組織でもかまわない。
早く就活輪廻から解脱したい。

内定をください。

とりあえず今年のコナン映画、純黒の悪夢は面白かったのでみなさんおすすめです。

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