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辞表を出した

 世間には退職代行サービスなるものもあると聞くが、幸い大きな会社なので、退職届は事務的に受理された訳である。受理されないとも思ってはいなかったが。(架空の)転職先と既に調整済みであると明確に切りだしたのもスムーズに進んだ要因かもしれない。特に慰留されるわけでもない、数多くいる社内ニート、特に使えるわけでも使えない訳でもない中堅である。

 ウヒョー!🥳

 あれやこれや詮索されることもなく、まあ手続きはこれからあるにせよ、すんなりと退屈なお勤めから解放されることになった気分は爽快である。何なら初めての確定申告すら楽しみである。

 これからはポケモンスリープを実況したり、上から目線でポケモンのデザインを批評したり、昼から公営のジムで鍛えたり、平日の空いた時間の展覧会に行ったり出来る。誰も聞かない歌ってみたを上げられる。

 最近ずっと胃腸の調子が悪いのも治るかもしれないし、瞼がピクピクするのも治まるかも。通勤が消滅するのマジ嬉しい。

 運動した後にお風呂に入ってさっぱりしたからと言って、実際には体力は回復していないの同じ状況なのだろうが、お金の心配はあまりしていない。やらねばならぬことは調べているが、心配ではない。どちらかというと家を借りるのが難しくなるのかなという気はしている。お家時間増えるから引っ越ししたい気持ちはあるんだけどな。

 おかあさんは集団行動が好きではない。分析・資料作成とかは全然良いのだが、あれやこれや右から左に指示を出したり依頼したりするのに面白さをついぞ見いだせなかった。出来るか出来ないかと言われれば全然出来ますし仕事はむしろ早いですけど、好きか嫌いかと言えばかなり嫌いである。やる気も興味もないが、雇用契約があるのでやるという状況だった。今は東京だけど、以前は田舎にも居て、それもつまらなかったし、嫌いなことを努力して好きになるのは無理筋ではあるまいか。にんじんではないのだ。
 そんな中でお金も溜まったので、我慢はもうやめにした。我慢をすればいつか報われると思い込もうとしている人がいるが、そんな訳ない。大人の我慢を評価する人はいません。炎天下の交通整理という仕事を誰が評価するだろうか。その人は昇進するか、給料は高いかと言えばそんなはずもなく、我慢は誰にでもできるので、誰も値段をつけない。お、こいつは我慢するな、タダだし我慢させておこうと思うわけである。外形的には我慢とは何もしないことである。評価されるのは努力(行動)だけである。我慢は犬でもできるのよ。

 資本主義の犬だけにワンチャン昇給交渉をするというのもアリだとは思った。仕事内容よりも給与面の我慢が大きいという場合は、むしろそうすべきだろう。でもお母さんがそうしなかったのは、数年分の生活費は手元にあるからである(皮算用すれば更に利子が付くのでもっと持つハズ)。
 ではこれから何を努力するのか。と言われると今のところそのつもりはない🥳
 おかあさんは評価されるのは努力だけだと確かに言った。ホリエモンとか世の中みんなそう言っている。でもおかあさんはもっと評価されたいとは一言も言っていない(キリッ)!

 プロレタリア文学という単語に影響された感が否めない。


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