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シンガポールからジョホールバルへ!Part1 鉄道編[後半]

筆者:AOI

はじめに

先週の記事に引き続き、今週もシンガポールからジョホールバル(マレーシア)までの鉄道に関する記事をお届けします。
いくら近いとはいえ2国は異なる国。同じ電車に乗る手順でもちょこっと違います。
また、他の移動手段と比べたメリット・デメリットについても書いていきます。

1. 乗車手続き[ジョホールバルから]

①出発30分前~15分前
シンガポール側は出発の20分前にはゲートが閉まってしまうのに対し、ジョホールバル側は15分前まで開いているようです。
ゲート通過は、パスポートをスキャンするのみです。(こちらも乗車券はパスポートと紐づけられており、乗車券のバーコードなどを求められることは通常はありません。)

②ゲート通過後~出発直前
[マレーシア出国手続き]
有人カウンターです。入国ほどは事細かに聞かれることはないイメージです。
帽子やサングラス、マスクなどはしっかり外しましょう。

[荷物検査]
マレーシアへ入国する際の荷物検査は何人もの係員が立って大掛かりで。。。という感じですが、なぜかここは無人or1人のみ。機械に荷物を通す人もいたりいなかったり。検査をするように言われた場合は素直に従いましょう。

③乗車~出発
こちらはシンガポールから出発する際とは異なり、時間になると扉が開いてプラットフォームに進む感じです。
それ以外はシンガポール側からの出発とほとんど同じです。


[プラットフォームにて。手前は旅客車、奥の青い車両は不明]

④到着~シンガポール入国審査
ジョホールバルからシンガポールへ向かう場合は、シンガポールに到着後、入国審査があります。こちらも有人カウンター。(シンガポールのパスポートを保有しているなどの条件を満たしていれば自動のようです。)空港でのシンガポール入国は基本的に自動ゲートなので、少し不思議な感じがします。

入国審査が終わればあとは駅の外に出るだけ!シンガポールに到着です。

2. シンガポール・ジョホールバル間を鉄道移動するメリット

①出入国審査での待ち時間が短い
②必ず座ることができる
この2つは、鉄道は1回に乗ることのできる人数が決められているからこそのメリットです。いつでも予約なしで乗ることができるバスとは異なり、決められた人数のみなので余裕があります。予約なしで乗ることのできるバスで往来する際は、2時間近く出入国審査で並ぶことも珍しくありません。しかし、鉄道には独立した出入国審査エリアが別で用意されているため、待ち時間は長くても15分程度であり、ほとんどない場合もあります。


[なんと車両は日本の東芝製(写真中央部にTOSHIBAと書いてあります。)]

3. シンガポール・ジョホールバル間を鉄道移動するデメリット

①公共バスよりも値段が高い
日本の鉄道と比べると安いですが、シンガポールの公共バスで往来する方法と比べると少し割高になります。

②予約が取りにくい
メリットの方で書いた規定の人数分のみチケットを売り出すため、朝夕の人気の時間帯はとくに、1か月以上前から売り切れてしまうことも多々あります。

③時間の融通がきかない
約1時間につき1本の運行となっているため、ゲートの閉まる時間を逃してしまうと次が1時間後、となってしまいます。また、次のチケットをその場で取ろうとしても売り切れていることがほとんどです。

4. おわりに

今回は、シンガポール・ジョホールバル間を走るマレー鉄道について2回に渡って書きました。メリット・デメリットともにありますが、一種の経験として乗ってみても楽しいと思います。旅の参考になれば嬉しいです!
また、ジョホールバルへの公共バスを使った往来方法やジョホールバルでの楽しみ方などについても記事にしたいと思っています。
それではまたー!


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