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【映画感想】まさかの新作とまさかのキャスト!それはどうなのか?!

■映画名

仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド

■鑑賞日

令和6年2月4日

■個人的点数

70点 もう一度観ることが出来た。それに感謝しよう

■概要

「平成仮面ライダー」と言われる区分?に指定されている、20年も前の作品です。「仮面ライダークウガ」から始まる、近代の仮面ライダーをこう呼んでおり、ファイズ(「555」をファイズと読む)は人気が絶頂期に向かっている時の作品でした。子供向け(当時は必ずしもそうではなかったけど)の作品にしては物語が重々しく、敵である「オルフェノク」に物語を持たせており、単純な勧善懲悪ではなかったところに惹かれ、私も好きでした。
そんな作品が、令和の時代にまさかの映画化。正直、目を疑いました。
昔の思い出補正も強いため、観に行くことにしたのですが・・・結論から言うと、まったく面白くなかった。単純に令和の時代に観ることが出来たことに感謝するだけという、悲しい結果になってしまいました。

■徒然なるままに

◎なんと60分!短いよ!

仮面ライダーの映画は、大体60分くらいの上映時間です。子供向けですからね。しかし、今回は流石に無理があったかと思います。
20年ぶりの新作、新たな世界描写、新キャラクターの登場等の新要素はそれなりにあるにもかかわらずの60分です。流石に駆け足にもほどがあり、話にも厚みはありません。そのため、新キャラクターも新オルフェノクも感情移入する前に即退場していきます。一部の仮面ライダーまでも、あっという間に退場させられてしまうとは・・・。色々な兼ね合いで60分になったのは理解するものの、やっぱり無理があったかと思います。

◎ラストバトルまでも盛り上がらず

ラスボスとの戦闘シーンもイマイチ盛り上がりません。なんというか、勝てた理由があまりに不明すぎて、置いて行かれました。演出的には盛り上がるシチュエーションのはずなのに、話を強引にまとめようとした印象が強くて入り込めず、説明不足と唐突さで置いて行かれる感覚は更に増していったわけです。特撮物ですから、強引な突破も話の唐突さもOKだとは思います。しかし、今作はそういった「お約束」のようなところに甘えているとも言えます。

◎同じ俳優を使うのはいいけども

当時のキャストを再集結させたことは、素晴らしいことです。
とはいうものの・・・皆さん40代です。流石に主要キャラのほとんどが40台というのは・・・いかがなものかと思います。若いキャストだけでは重厚さは出ないものですけど、ちょっとやりすぎでした。

◎思い出は思い出

ちょっと思い出補正の強さが凄かったかもしれません。
全然楽しめなかった。金返せ!ってほどではないですけど、楽しかった!と言える作品でもなかったです。勝手に期待値を上げていたのもあるとは思うのですけどね。それでも、20年ぶりに作品を世に出してくれたスタッフの方々には、感謝します!
皆様も思い出補正には気を付けましょう!

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