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コモンがなぜ失われるのか?

こんな記事があった。

コモンというのは直訳すれば「公共」という意味だが、この記事で斎藤幸平氏は、より具体的に基本的人権や水や医療、教育、公園などを指している。

斎藤幸平氏は、こういうものが今、毀損されているというと言う。それはその通りだろう。しかしその理由が、「資本主義に取り込まれ、お金儲けの道具にされているからだ」と言う。これは完全に間違っている。

では、コモンはなぜ失われたのか? それは、戦後の民主主義、社会主義的な社会の在り方が間違っていたからだ。つまり、コモンをだいじにする在り方が間違っていた。どう間違っていたかというと、民主主義、社会主義の世の中では、「環境」が著しく破壊されていくのである。人間中心主義なので、人間以外のものが大きく毀損されるのだ。

そうして、実際に環境破壊が起こった。特に、森林資源矢水資源が限りなく毀損された。この環境破壊が起こったのは、まさに斎藤幸平氏が言うコモンをだいじにした結果なのだ。

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