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誰もが「価値観のアップデート」をしなければならない時代になった

知床の事故で、家族を亡くした遺族が、せめてもの供養と思い、被害者の手紙を公開したら、それが原因でネットで盛大に叩かれ、最悪の気分のさらに底を見せられるという事案が発生した。

この事案の真に恐ろしいところは、遺族にはなんの罪もないし、自らSNSに投稿したわけでもないところだ。ただ常識のアップデートをほんの少し怠っていただけで、炎上に巻き込まれ、大きな心の傷を負うことになってしまった。

このことから分かるのは、今は誰もが「価値観のアップデート」をしなければならない時代になったということだ。そうしないと、少なからず傷を負う。先日も、ビル・マーレイが映画の撮影中に「価値観のアップデートを怠ったことに起因するトラブル」を起こし、それが原因で映画の制作そのものが中止になったというニュースが流れてきた。今、そういうことが頻発し、誰にでも起こりうるようになってきたのである。

「月曜日のたわわ問題」というものもあって、これを擁護したアパレルの社長が盛大に炎上し、フェミニストから叩かれるという事案があった。すると、今度はその社長がフェミニストを、名誉毀損で訴えるという事態になっている。これはおそらく逃れようがないから、何人かのフェミニストは賠償金を支払わされる結果になるだろう。また、これがきっかけでフェミニストの価値観や発言も抑圧されることになるだろう。

そんなふうに、フェミニストにとって「新しい価値観」と思っていたことが、いつの間にか「古い価値観」に転化しているということもある。彼らは、それが表面化して初めて気づかされるのだが、そのときはすでに後の祭りなのだ。

だから、全ての人がそういう事態に陥らないよう警戒し、常に価値観のアップデートを怠らないようにしなければいけない。では、どうすればアップデートが図られるのか? 常に最新の価値観を保つためにはどうすればいいのか?

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