見出し画像

今年の介護事業者の倒産件数・5月までに「72件」、上半期の過去最多「58件」上回る

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和6年6月10日(月)第1240号*****

◆◇◆◆◆─────────────
今年の介護事業者の倒産件数・5月までに「72件」、上半期の過去最多「58件」上回る
─────────────◆◇◇◆◆

 介護事業者の今年の倒産件数は、5月までに「72件」を記録した。すでに、6月までの上半期の過去最多だった「58件」を大きく上回り「過去最悪」のペースで推移している。大手信用調査会社の東京商工リサーチが先週金曜(6月7日)に発表した。

 「72件」のうち訪問介護が「34件」、通所介護・短期入所が「22件」と、この2業種で全体の78%を占めた=グラフ・東京商工リサーチHPより。赤色と緑色の下線は、弊紙による加工。同社では、介護事業者の倒産が「急増」している原因として「介護職員の人手不足と、物価高に伴う運営コストの増加が主な要因」と分析している。

ここから先は

2,026字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?