見出し画像

ワクチン4回目接種・松野長官「対象は高齢者・基礎疾患がある人、接種間隔は5ヶ月」

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/
*****令和4年4月26日(火)第732号*****

◆◇◆◆◆─────────────
ワクチン4回目接種・松野長官「対象は高齢者・基礎疾患がある人、接種間隔は5ヶ月」
─────────────◆◇◇◆◆

 新型コロナワクチンの4回目接種について、松野博一内閣官房長官は本日(4月26日)午前の定例記者会見=写真・首相官邸HPより=で「対象は高齢者・基礎疾患がある人で、3回目との接種間隔は5ヶ月」の方針で実施することを認めた。

 会見で記者から、昨日(4月25日)開催された厚労省の審議会の内容を踏まえて「接種を推奨する対象は60歳以上と、基礎疾患のある人となる見通し」と問われ、明言は避けたものの質問内容を否定せずに事実上、厚労省の審議会の内容を追認する形となった。

 同様に、3回目との接種間隔について、現在若年層を中心に3回目接種が実施されている点を踏まえ、厚労省の審議会が2回目との接種間隔を「5ヶ月」に短縮したことを挙げ、実質的に4回目接種も、3回目との接種間隔が「5ヶ月になる見通し」を暗に認めた。

 【弊紙・注】◆今回の審議会での決定があるまでは、厚労省は3回目のワクチン接種について、2回目接種との間隔は「医療従事者、高齢者施設等の入所者、その他の高齢者(65歳以上)については6ヶ月」

 「64歳以下の人については、原則7ヶ月。ただし、ワクチン接種を実施するそれぞれの自治体で、予約枠に空きがある場合には、できるだけ6ヶ月に前倒しすること」と定めている。

 これらの点に加え、4回目のワクチン接種を「これまでのコロナワクチン接種と同様、公費により無料」とする事項は、明日(4月27日)開催される厚労省の有識者会議で決定される予定。以上の点に関する、松野官房長官の本日午前の記者会見の内容は、次の通り。

 ▽記者=新型コロナワクチンの3回目・4回目の接種について、お伺いしたい。まず3回目の接種について、厚労省は2回目からの間隔を(これまでの「6ヶ月」より)短縮して「5ヶ月」と決めた。

 この短縮を踏まえ(3回目の)接種をどう加速化させていくのか? また4回目の接種も(4月25日に開催された)厚労省の専門家部会が「ファイザー社製とモデルナ社製の使用を認める」と決定した。

 接種を推奨する対象は「60歳以上と、基礎疾患がある人となる見通しだ」というが、この方針に対する(松野官房長官の)見解と、担当大臣(=松野官房長官は現在、コロナワクチン担当大臣を兼務中)として、どのように接種を進めていくお考えか?

 ▼松野長官=昨日(4月25日)厚労省の審議会で、ファイザー社・モデルナ社のワクチンの(3回目と4回目の)追加接種について、3回目接種との接種間隔や、4回目接種に関する添付文書の改訂を行うことが確認された。

 接種間隔については、これまでに得られたデータ等を踏まえ(「6ヶ月」を)「5ヶ月」に短縮することになった。今後、厚労省の別の審議会で、今回の添付文書の改訂を踏まえた3回目接種の在り方について、検討が行われるものと承知している。

 その結果も踏まえ、若い方を含めできるだけ早く、できるだけ多くの方に3回目接種を受けて頂くよう、ワクチンの有効性・安全性等の情報発信を行っていく考えだ。また、4回目接種に関しても(昨日の厚労省の審議会で)議論された。

 こちらも「予防接種法」上の取り扱いや、対象者についても引き続き、厚労省の審議会で議論されるものと承知している。今後、4回目接種を行う場合には、円滑に接種が進むよう(私が)ワクチン接種推進担当大臣として取り組むことになる。

 必要なワクチンを供給するとともに、4回目接種の必要性等の情報発信に努めて参りたいと考えている。

◇─[後記]───────────

 いよいよ、高齢者に対するコロナワクチン4回目接種が本格的に始動することになりました。当初、政府は4回目の接種対象者を「3回目接種を完了した、全ての人」と想定して、全国の自治体に「準備を進めるよう」通達していました。

 これまでの3回の接種状況をみても、政府の「急な方針転換」により自治体が混乱して「ミス」が生じるケースが散見されます。4回目接種を希望する高齢者が「混乱」なくスムーズに接種を受けられるよう、政府は早急に自治体へ通達してもらいたいと思います。

────────────────◇

 【読者の皆様へお知らせ】日本介護新聞は現在、弊紙「ビジネス版」と、本紙「エンドユーザー版」の2媒体を発行しておりますが、このうち「ビジネス版」については、5月発行の最初となる5月2日号から「有料」とさせて頂きます。

 それに伴い「まぐまぐ」から配信している「日本介護新聞・ビジネス版」は、その日の記事のタイトルと「有料記事」掲載サイトの紹介をさせて頂くことにいたしました。「有料化」の詳細については「ビジネス版」読者の皆様には、4月29日にお知らせいたします。

 弊紙は原則、平日に1日当たり1本の記事を配信しておりますが、昨今はコロナ関連のニュースが多くなり、配信体制の強化が課題となっておりました。今回の「有料化」を機に、体制の強化を図りたいと考えております。

 読者の皆様にご負担をかけることは、大変心苦しく思っておりますが、弊紙が掲げる「『最適な介護』を実現するための情報紙」として、読者の皆様に良質な記事を配信して参りますので、ご理解を頂けますと幸いです。

 なお、本紙「エンドユーザー版」については、従来通り「無料」で配信を継続していきたいと考えております。

 日本介護新聞・発行人

 ◆日本介護新聞「ビジネス版」バックナンバー=http://nippon-kaigo-b.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)https://www.mag2.com/m/0001687235.html
 ◆日本介護新聞・本紙(エンドユーザ─版)バックナンバー=http://nippon-kaigo.blog.jp/
◎購読申し込み(「まぐまぐ」サイト)https://www.mag2.com/m/0001677525.html
 ◆ホームページ=http://n-kaigo.wixsite.com/kaigo
 ◆Twitter=https://twitter.com/Nippon_Kaigo
 ◆Facebook=https://www.facebook.com/nipponkaigo/

(C)2022 日本介護新聞


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?