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コロナの教訓「今のうちに、リスクコミュニケーションのあり方を考えておく必要がある」

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和6年4月22日(月)第1210号*****

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コロナの教訓「今のうちに、リスクコミュニケーションのあり方を考えておく必要がある」
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 今月(4月)から、新型コロナの「通常の医療提供体制での対応」が始まった。これに伴い、専門家の立場からコロナの流行に対して様々な見解を示してきた「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」(以下「ADB」)が、先月末で解散した。

 3月25日には「ADB」に参画した委員等が厚労省の大臣室に集まり「大臣懇談会」が行われた=写真・厚労省HPより。この席で、政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の会長をつとめた尾身茂氏は「リスクコミュニケーションの難しさ」を指摘した。

 尾身氏は「危機になると、様々な立場・価値観で、みんな考えることが違う。しかし、あるべき『共創的』なリスコミのあり方は、役所だけでなく、市民社会の人、リスコミのプロ等々の意見も聞いて、今のうちにじっくりと考えておく必要がある」等と提言した。

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