大人になるって_どんなこと_

大人になるって、なんだろね。(3)

(前回の記事はこちらから)

児童館は、0歳から18歳までの
子どもたちが利用できる公共施設。

館によって違うけれど、
うちの児童館には、
バスケや卓球ができるホールがあったり、
トランプやオセロがあったり、
漫画が読める図書室があったり、
ギターやドラムまであったりする。

僕の小さい頃には
こんな場所はなかったか、
知らなかったので、
はじめて来たときには
「へー、いいなあ」と思った。

で、その児童館には
毎日いろんな子どもたちが来る。

ピーターパンになりたがった僕は
子どもに溶け込むのは得意だったから
働きはじめた頃は、
「子どもの輪に入って遊べばいいんだ」
と思っていた。

もちろん、そうはいかなかった。
(そういう部分もあったけれどね。)

部屋に食べ散らかしたまま置いてある
お菓子の袋やペットボトル、
閉館になってもずっとバスケをしている
男臭ムンムンの高校生たち、
物を壊す、けんかする、ケガする。

そういうあれこれに関わるとき、
もう子どものままではいられない。

「自由ってやつはたのしいもんだぜ」
の僕としては、とても不本意だけれど
子どもたちに注意をすることもある。

(このオレが注意だなんて!)

注意すると
自分の言動が相手を縛る感じがして、
いまだに慣れない。

ルールなんてぶっ壊せ
と思っていた僕が
こうなるんだから人生はわからない。

「ヤンキー先生」という人たちも
もしかしたら
同じ思いでいるのかもしれない。

つづく

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