大人になるって_どんなこと_

大人になるって、なんだろね。(5)

(前回の記事はこちらから)

子どもには見えていないし、
見えていなくていい。

前回そう書いたのだけれど、
この視野の違いが
大人と子どもの違いではないかと思う。

身体的にも精神的にも
子どもの視野は大人よりも狭い。

その足りない部分を
さりげなく補ってあげられるのが
大人の役割ではないかと思う。

だからといって、
なんでもかんでも
手を出すわけではない。

子どもの力を信じて、
手を出さずに
じっと見守ることもする。

全国津々浦々の大人たちは、
子どもをみながら、
たぶんたくさんのことを
「グッ」と堪えている。

そういう内側で
気持ちを抑える筋肉も
子どもたちの気づかないところで
はたらいているのだ。

そう思うと、
「大人」をやっている人たちへの
敬意が湧く。

ところで、
二十歳をすぎた成人たちも
ときどき
子どもみたいになることがある。

たとえば、それは
「転移」が起きたときだ。

つづく

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