traveling.

という宇多田ヒカルの曲があったが、いま、僕のまわりは誰も彼もが引っ越しの話。

高知から大阪へ。東京から宮古島へ。名古屋から博多へ。日本からギリシャに旅をする友もいた。桃鉄（『桃太郎電鉄』というゲーム）の「ぶっとびカード」を使ったみたいに、この夏、みんなが各地に散らばる。

そんなことって、いままでの人生にあっただろうかというくらい、会う人会う人みんな traveling なのだ。

みんな踊り出す時間だ　待ちきれず
今夜隠れてた願いが　うずきます
みんな盛り上がる時間だ　どうしてだろうか
少しだけ不安が残ります

隠れてた願いがうずくのだろうか、僕たち夫婦もなんだかうずうずしている。どこかに行きたい。遠くなら何処へでも。まさにそんな気分。

これはなんなんだろう。
考えてみても答えがでるはずもないが、本当に不思議だ。

梅雨の晴れ間に、そんなことを思いながら、この夏を迎えようとしている。
今年の夏は、なんだか面白いことになりそうだ。