二の次

映画が主成分。そこから考えた言葉でも書こうかな

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最近の記事

寒い夜はお酒で身体を温めて

ちょっと前にデートを断ってきた人と、 もう一人と、わたしとでお酒を呑んだ。 お酒が大好きで、呑んだらヘラヘラしちゃうけど、それでもお酒が大好きで そんな彼にちょいとばかし惹かれていた。 まぁ、どっちでもいいやと思いつつ、 来てくれたら嬉しい、のはもちろんだけれど 気を張らずに、期待しすぎずに誘ったのだった。 そうやってバリアを貼っておいてね。 そうしたら、やっぱりそうかと断られた。 それだから、しばらく会うつもりもなかったけど、 ちょっと会ったら会ったで流されて、3人で呑

    • Oh Boy!

      『コーヒーをめぐる冒険』は、青年がコーヒーが飲めない話。 コーヒーを飲もうとする度に、コーヒーと青年との間に邪魔が入る。 英題は「Oh Boy」! コーヒーが飲めないことを嘆く少年の姿がすぐに目に浮かぶじゃないか。 青年にとっての“コーヒー”は、きっと誰しもにあって 「タイミングが悪かった」「相性が良くない」「時期尚早」 逃げ道となる言い訳は、案外用意されている。 おそらく我々は「巡りあわせ」を考える隙もなく言い訳を口にしている。 それは逆もしかりで、 「タイミングが良か

      • ファーストインプレッションすなるもの

        恋に落ちる落ちないとか、恋人になるならないとか 我々は何を持って判断しているのか。 否、自分の判断基準は明確にあるのだけれど、 第三者のは全くわからない。 私は、第一印象だ。 第一印象で、決まる。 驚くことに、第一印象で惹かれた人と成就した記憶がない。 なぜだ。なぜなんだ!WHY! 冷静になって、少しわかる。 ノリノリになっているんだろうな…一人勝手に… 悲しくない? でもちょっと笑えるかも。

        • 爪を塗る

          面倒くさがり屋の私が「爪を塗る」ことを憶えた。 モノトーンの服しか手を出さない私だけれど、マニキュアについては 率先して、あまり衣服では身につけない色に手を伸ばしている。 しかし面倒くさがり屋なので、一度マニキュアを棚に戻してしまうと、 その存在を忘れてしまう。 それに気が付いた私は、注ぎ足しのように、禿げては塗り直しを繰り返す。 そう、いつの間にか、全てを落とすことが面倒くさくなってしまったのだ。 するとどうだ。爪が伸びなくなった。爪が折れるようになった。 久しぶりに剥

        寒い夜はお酒で身体を温めて

          あれはいつのことだったか

          いつのことだったか。 父が私に遠慮するようになった。 「遠慮します」と宣言したわけじゃないけれど、あからさまに私の機嫌を伺うようになった。 そのことに気づいた瞬間はなんだか居心地が悪いと思ったものだが 考えて見ればもう三年以上も一緒に住んでいないのだ。 娘を持つ父親としたら当たり前の変化なのかもしれない。 厳格な人だったわけではない。でも、頑固なところがあったのは確かだ。 一人暮らしを半ば勝手に決めたときも電話越しに淡々と叱られた。 叱る、というより体感的には諌める、といっ

          あれはいつのことだったか