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パリでバス旅 ★車椅子でパリ★

どのガイドブックを見ても「パリ観光はメトロで!」
それは正しいです。
網の目のように張り巡らされた地下鉄で、パリの観光名所はほぼ網羅されています。
また、地下鉄の路線図もガイドブックにありますし、最寄り駅も路線も乗り換えも自分たちで調べられます。

しかし、私の頼りない記憶では、
・駅員があまりいないし、いても役に立たない
・自動改札機が狭く、たまに故障している
・大きい駅を除き、地上とホームをつなぐエレベータを見たことがない
つまり、車椅子フレンドリーとは程遠いのです。

タクシーを毎回つかまえるしかないかな~、と思っていたら、あるガイドブックにバスでパリ観光もいいいよ、みたいなことが書かれていました。
バスね・・・と半信半疑で調べたところ、なんとこちらにすごい情報が!

今ではほぼ100%のバスが車椅子対応です。
低床式の車体で、乗るときも降りるときも車椅子ボタンを押せば、車椅子対応のステップが降りてきます。
歩道の事情で車椅子で降りられないバス停も一部ありますが、90%のバス停で車椅子を利用できます。
パリ交通公団RATPのサイトで車椅子対応しているかどうか確認することもできます。

これはバスで移動するしかありません。
念には念を入れ、旅行に出かける前、下調べをしました。

・Googleでホテルから観光地A、観光地Aから観光地B、観光地Bからホテルまでの路線を検索
・バスルートを表示させるようにし(何もしないとすべてメトロになってしまう)、バスの路線をチェックする
・RATPで車椅子対応している路線かを確認
・バス停の場所をGoogleマップでチェック(同じ路線でも上りと下りで違うルートをたどることもあるし、フランスの道路は日本と逆の右側運転になる。実際に行くと方面を間違えやすいので、方向音痴の方は事前に調べたほうがよい)
・降りるバス停は何番目になるかチェック

実際にバスが来る時間は停留所にも掲示されます。
バスの中は停留所のアナウンスと掲示があります。
車椅子の乗り降りも非常にスムーズです。
良いことだらけ、すごいぜパリのバス!と思っていたら、当日なぜか乗りたい路線自体が運休しており、最寄りの別路線のバス停まで30分以上歩かされました。
さすがパリのバス!

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母の一言
帰ってきて、フランス語の先生(母がフランス語を習っているわけではなく、単に知っているだけ)に「バスに乗ってパリ観光したよ」って言ったら驚いていた。
先生は生徒さんに「バスは治安が良くないから絶対乗るな」と警告しているのだそう。

全然大丈夫だった、運ちゃんも親切だったし。
オルセー美術館に行くときも停留所手前でいきなり止まり、あの停留所は段差があって、危険だからここで降りろ、と言ってくれたし(多分・・・)

いただいたサポートは次回の旅行に使わせていただきます。より詳細なレポートができるように頑張りたいと思います。