米国の利払い27.4%は、とても返済できる額ではない 〜金融危機の足音〜
世界(先進国)の総負債について見てみましょう。
日本の政府、企業、世帯の総負債は、3980兆円です。
米国の総負債は122兆ドル(1京7000兆円)です。
ユーロ(19か国)の総負債は、83.5兆ユーロ(1京3000兆円)です。
金融においては、「金融資産」は別の誰かの「金融負債」です。
株主にとっては、株式が金融資産ですが、株を発行した会社にとっては金融負債です。
銀行の預金は、預けている側には金融資産ですが、銀行にとっては金融負債です。
日本の負債は、米国の1/4.2です。
米国の負債は、米国の(世界一の)GDPの5.2倍と巨額です。
米国の負債、122兆ドル(1京7000兆円)の金利は5.25%なので、負債の利払いは、
122兆ドル×5.25%=6.4兆ドル(900兆円)。
GDP(23.32兆ドル)に対する利払いは、6.4兆ドル÷23.32兆ドル=27.4
%です。
とても返済出来る額ではありません。
日本の負債、3980兆円の金利0.5%なので、負債の利払いは、
3980兆円×0.5%=約20兆円
GDPに対する利払いは、20兆円÷550兆円=3.6%です。
この利払いなら、総負債3980兆円の不良債権化は、現時点で増えていかないのです。
米国が逆イールドになり、短期の返済に奔走するのは、27.4%の利払いがあるからです。
米国では巨大な商業用・住宅用不動産の価格の、本格的な下落傾向(不良債権化)は秋頃から起こります。
それが、金融不安(銀行の不良債権増)となり、株も下落することになるでしょう。
もちろん、米国がコケたら、日本も必ず転落します。
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