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倒産件数の激増と企業経営の近未来 〜2024年7月負債総額は7,812億6,000万円〜

2024年7月の倒産件数と負債総額が異常でした。

2024年7月の全国企業の倒産件数は、帝国データバンクによると920件、東京商工リサーチによると953件でした。いずれも前年同月比で増加しており、帝国データバンクの調査では11年ぶりの900件超えとなっています。

東京商工リサーチの調査によると、2024年7月の負債総額は7,812億6,000万円で、前年同月比では381.8%の増加でした。

2024年の1月〜6月は以下の通りです。

負債総額は2024年1月〜6月6,810億1500万円の前年同期マイナス24.9%でしたが、7月単月で7,812億6,000万円の前年同月3.8倍です。

倒産の主因は売上不振(80%)です。


販売不振は、一般的に”不況型倒産”と言います。

現在が不況型倒産ならば、今後の大不況が予想されるので、もっと経営が悪化することは明らかです。

倒産件数では、全7業種中6業種で前年同期を上回った。

広く全ての業種で広がっていることが、不況の深刻さを際立てます。

販売不振は、一般的には「急速な円安進行、力強さを欠く個人消費など、中小企業を取り巻く経営環境は厳しく・・・」などというのですが、何をいっているのかよく分からない。

今後の経営環境で一番深刻なことは、ズバリ「銀行がお金を貸してくれない」ということです。

企業経営で、浮き沈み、山あり谷ありは日常茶飯事です。

販売不振に陥った企業の倒産の大半は、”資金繰り”が出来ないからです。

これからの”金融危機”に突入する時期に、企業経営における、最大の問題は、「銀行危機」が起こることです。

未曾有の危機になれば、銀行は債務超過になります。

主因は、国債(1,200兆円)の暴落による。

時価評価しないので、決算書上には現れませんし、決してその事を公表はしません。

また、企業倒産による貸付金の不良債権化も急速に進むことが銀行経営をさらに苦しくさせる。

3大メガバンクも近年3万5,000人の大リストラを実行しました。

まだ、金融の危機は顕在化していないにも関わらず。

つまり、銀行経営は、業界としての構造転換、経済が沈滞化したコロナ不況、予想される金融危機、により歴史的な大転換期を迎えている。

すでに、不況業種へは、銀行による貸し渋り(剥がし)による”倒産促進”が行われていることも事実です。

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