日銀の”金融引き締め”は、株価に影響する
日本銀行は7月30日・31日の金融政策決定会合で、政策金利をこれまでの「0~0.1%」から、0.25%程度へ引き上げることを決めました。
この影響が大きく。
日銀の借換債の購入を減額し、”金融引き締め”が起こる。
これが引き締め効果、つまり日銀当座預金の減少(年3.5兆円)を生むのです。
銀行から国債買いに行ったマネーは、貸付金や債券の購入にはならないからです。
過去は年6兆円だった借換債の購入を、3兆円に減額することの影響が大きい。
日銀がもつ国債の総額は、2024年7月588兆円です。
長短の国債の平均満期は9年ですから、毎年6.5兆円の借換債の購入をしないといけません。
日銀が3兆円しか借換債の購入をしないと、国債の満期が来る3.5兆円の借換債を、銀行と生保・損保が買うことになる。
その影響で金利が上がります。
日銀が国債を売ったことと同じことになり、金融引き締めとなります。
日銀当座預金が減るということは、円を上げてドルを下げます。
これは日本と米国の株価にとってのマイナス要因です。
これから株価は不安定な状態が続くでしょう。
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