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米ドルの本当の「強さ」と「弱さ」 〜ドル還流の仕組み〜

米国は累計で世界からの、30兆ドル(4200兆円)の対外負債がある。

米国GDPの1.4倍です。

米国に貸し付けているのは、日本・中国・ドイツ・産油国・東南アジアです。

ロシアは、ウクライナ戦争で預金の没収となっています。

この30兆ドルは、海外からの貸し付けで成立しています。

海外が米国にドルを貸し付けなくなるか、ドルの増加買いがなくなると米国経済は破産するのです。

日本では、ドルの対外資産を1338兆円買っています。

日本のGDPの2.7倍にも及びます。

日本がドルを買うことは、米国に貸し付けること同じだ。

日本の経常収支が黒字がドルとなって、米国に戻って米銀とFRBへの預金になる。

この預金は、米銀へのドルの貸付になる。

米国が経常収支を赤字を続けても、そのドルが還流して、そのドルを米国が利用しているのです。

その基軸通貨としてのドルの、「本当の強さ」とは、こうした仕組みのことなのです。

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