見出し画像

世界で「リサイクル」に取り組んでいるのは日本だけ 〜税金の壮大な無駄遣い〜 

リサイクル率は、「リサイクルされるごみの量 / 総ごみ排出量」で計算されます。

ちなみに日本のリサイクル率は、2020年段階で、20.0%とされています。

欧州では、リサイクルをやっていません。

フランス・イギリス・イタリアなどは、1%以下です。

欧州で最も環境問題に積極的なドイツでは、8%です。

環境問題利権を積極的に世界に発信し、利権を主張している欧州でさえも、このような状況です。

もちろん、欧米・日本などよりも遥かに成長している、GDP成長率6%のグローバルサウス(BRICSなど)の新興国で、「リサイクル」など聞いたこともありません。

今般、ドイツは、環境問題の行き過ぎによる、経済の凋落は目に余るものがあり、クリーンエネルギー(太陽光発電・風力発電など)政策の大転換により急速に縮小中です。

リサイクルは、科学的に考えれば簡単に分かりますが、エネルギー(現在の化石燃料)を多消費するので、CO2を増やす努力をしていることになります。

リサイクルには、廃プラスチックを粉砕し原料として再生する「マテリアルリサイクル」、化学的に分解し石油やガスとして再利用する「ケミカルリサイクル」がある。日本ではさらに、焼却しエネルギーとして利用する「サーマルリサイクル」をリサイクルと定義しており、これが日本のプラスチックリサイクルの大部分を占める。

産経新聞ニュースより

例えば、下図の通り、膨大な設備と電力コストをかけて、プラスチック・リサイクルをやっているのです。

明らかに、化石燃料エネルギーを無駄に使っている。

2021年の日本のプラスチック・リサイクル率は87%。

日本は欧州と異なりプラスチックを焼却し熱エネルギーとして再利用する方式もリサイクルと定義しているため、見かけ上の数字が高くなっているのが現実です。

一般家庭や企業のゴミ捨てのプラの分別は、生ゴミと同様に焼却炉で焼かれているのですから、分別に意味のないことも明らかです。

2020年からの買い物袋の有料化で、買い物袋の利用が激減し、ゴミ焼却炉の火が燃えなくなり、石油を追加投入して燃やさざる負えない状況なのです。

原油は、ガソリン・灯油・洋服・プラスチック製品・工業品などに利用されてゆきますが、最後に残った廃油がタダ同然なので、超安価な「買い物袋(エチレン)」になります。

つまり、石油の100%有効活用に、大きく貢献もしていました。

プラスチック・リサイクルの「エコキャップ運動」が、環境問題に貢献してないことについて、私の過去投稿を参考にして下さい。↓

何故、このような馬鹿馬鹿しいと思えるリサイクル活動が、日本で行われるのかというと、一言で言えば、利権と金儲けです。

これらの活動の「カネ」は、すべて税金から捻出されます。

当然、官僚の天下り先となっています。

企業の経済活動としては、リサイクルは儲からないどころか大きな損失(赤字)となるのですから、今どき風に言えば、税金チューチューの案件です。

石油は、このまま使い続けても4000年分以上あることは科学的に証明されています。

その間に、2067年頃から地球の人口は減少に転じますし、量子力学(科学)が発展して、太陽のエネルギーを無限に使える時代が訪れます。

日本は、世界でどの国も真剣に取り組むことをしていない、科学的には意味のないリサイクル活動をいつまで続けるのでしょうか。

そのツケは、長期に渡り、私たち日本国民が払わされている(=富の収奪)ことに、そろそろ気づかなくてはいけません。

【一 遼(にのまえ りょう)の毎日投稿のSNS】
・ノート:
https://note.com/ninomaeryou

・X(エックス・旧ツイッター):https://twitter.com/ninomaeryou/

・インスタグラム:
https://www.instagram.com/ninomae_ryou

・フェースブック:https://www.facebook.com/ninomaeryou/

・リンクドイン:
https://www.linkedin.com/in/ninomaeryou/

よろしければサポートお願い致します。クリエーターとして、国内外の科学的情報収集の活動費として使わさせて頂きます。