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ビットコインの歴史的な価値 〜世界の全ての通貨は”仮想”となる〜

2016年、当方は初めてビットコイン(の存在)を知りました。

その当時の価格は5万円。

2024年3月19日現在、9,739,398円。

7年間で194倍です。

2016年に515,463円買っておくと、現在1億円です。

2024年1月1日590万円からは、1.7倍です。

ビットコインは、小数点以下8桁が最小単位であり開発者の名前にちなんで1satoshiと表記されます。

8桁は、円では1,000万円です。

1BTCあたり1億円になれば、1Satoshiは1円ということになります。

1セント=1円ならば、ほぼ同額でしょう。

ビットコインの呼び名は1Satoshi(単位)に変わるとされています。

1億円なら1億Satoshiで法定通貨との比較で分かりやすくなります。

2010年に最初の取引が成立。

当初は1BTC=0.2円程度ですから、9桁を想定していたと考えられるのです。

これほど爆上げしていますが、投資対象として「猫も杓子も大きく評価しない」のは何故でしょうか。

その大きな理由は、”仮想”通貨あるいは”暗号”通貨だからです。

つまり、札束やコインや金(ゴールド)のように目に見え触れないからです。

人間は目に見えないもの、例えば、お化けやUFOのようなものは簡単に信じることが出来ません。

では、何故ビットコインが生まれたかというと、結論から言えば、現在の世界の法定通貨がCBDC(中央銀行デジタル通貨)へ大転換するための始まりを意図とするからです。

CBDCになれば、法定通貨は全て”仮想”通貨になります。

財布は必要なくなり、スマホになる。

もっと先では、ヒト認証の進化でスマホも必要なくなるでしょう。

富裕層が、タックスヘブンを利用することも不可能となります。

現物の札・コインは100%消滅します。

CBDCは、旧来のように中央銀行(造幣局)が発行するものではなくて、政府発行(管理)することも将来の確定事項でしょう。

ビットコインは、デジタル・ゴールドとも呼ばれています。

法定通貨が”仮想”になるならば、金も”仮想”になることは自然のことです。

視点を変えて、原始的な石で作った通貨や貝を使った通貨以降の、現代に近い形になってからの通貨の歴史を遡ってみましょう。

現在、見つかっている中で世界最古の金貨は、紀元前670年ごろのメソポタミア時代に栄えたリディア王国(現在のトルコ西部)でつくられた「エレクトロン貨」です。

エレクトロン貨は直径1cm強の円形で、表面には王の象徴であるライオンの顔が描かれていました。

エレクトロン貨

次に、金本位制は1816年にイギリスで始まった制度です。

金を担保として通貨の価値を補償する制度で、世界中に広がり20世紀頃まで運用されていました。

金を大量に保有する必要がある金本位制度はデメリットも大きく、この制度を廃止する国が次々と増えたことによって、1971年に金本位制は完全に終わりを迎えることとなったのです。

世界経済の中心はアメリカ主導によるドル本位制、そして現在の変動相場制へと移行していくことになります。

基軸通貨であるドルを発行しているのは、連邦準備制度理事会(FRB)という”民間組織”です。

こうした歴史的視点で観察すると、世界の(国の)通貨というものは、大きく変化し続けています。

そして、現代のように、インターネットが世界の情報インフラとなったことにより、中央銀行通貨はCBDCへと大転換します。

ビットコインが、CBDCと決定的に違うことは、2,100万枚しか発行されず分散型デジタル通貨であることです。

ビットコイン以外のアルトコイン(1,500種類以上)は、特定の企業が発行する中央集権型なので信用と信頼の点で疑問が残ります。

CBDCも中央集権型であり、現在の中央銀行発行通貨と同様に発行量(額)の増減が可能です。

先進国の通貨発行(増刷)で証明されていますが、大量に発行すればするほど価値が下がり続けることになる。

ビットコインは世界中の人が利用可能で、発行量が制限されている、人類初の通貨であることが最大の特徴であり大きな価値なのです。

ビットコインは、これからも”デジタル・ゴールド”と呼ばれる、世界共通の仮想(暗号)通貨として、新しい価値を創造し続けるでしょう。

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