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おきなぐさ【朗読&反省会】

 今年は桜の花の開花が早く、私が住んでいるところも3月中に満開になってしました。入学式の時期に桜の花が終わってしまうのはちょっと寂しい気がします。温暖化でこれが普通になってしまうのでしょうか?

 我が家の庭におきなぐさを植えたのは5~6年前だと思います。こんな色合いなので目立ちませんが、少しずつ株が大きくなっています。今年は飛んだ種で別の所にも花が咲きました。

 宮沢賢治・作「おきなぐさ」を朗読しました。宮沢賢治の作品は朗読するのに、自分の声質やリズムが合わない気がしてずっと避けていました。朗読教室などで課題になったものを除けば初トライです。
 ほんと苦労しました。どう読めばいいかわからず、全く体に入ってこない。読み込みが足りないからだろうと繰り返し繰り返し練習。録音し直しした回数も一番多かったです。

Podcastにアップしてから20日ほど経ちました。改めて聞き返すと、

うぉぉぉ~!🤦(そして頭を抱える……。)

毎度のことなのですが自己嫌悪タイムです。完成した時点では自分で一応合格点は出したのですが、やっぱりだめだった。
 しょっぱなからココがダメ、アレもダメ、何やってんだ!!とまともに聞いていられない。残念過ぎる😢

 これを練習しているときに一番気にしていたのが音域と発声でした。朗読の講師に初めて指摘された事柄があり、新たな視点に戸惑っている最中でした。それを解決しないまま、迷うように読んでいたのですね。
 現在、ほんの少しだけそこを理解しました。なので全くできていないことが分かってしました。→ハイ、不合格!!
 そんなことを言ったら、これまでにアップしてきたもの全て不合格なんですけどね。

 クリエイティブな活動をしている多くの方はそうだと思いますが、自分が手掛けている作品に合格点をつけ、完成だと決めることはとても難しいと思います。最高のものにするためにもっとできることがあるのではないかと悩むと思うのです。でも完成させるためにはゴールを決めなければならない。

 自分の場合はまだまだできないことが山積みなので100点をつけたことなど一度もありません。それでも「人様に聞いてもらうなら」と自分の耳で70点以上を目指しています。でも学べば学ぶほど課題が増えていくのです。もちろんできるようになったこともたくさんありますが、課題の難易度があがるスピードに自分の朗読が上達するスピードが全く追いつきません。

 以前いいと思っていた自分の朗読を後で聞いたらがっくりだったというのは、自分の耳がグレードアップしたということなんでしょう。完成時点でわからなかったことが、今の自分にはわかる。残念なのはきっと前進しているという証なんだと思って、今日も練習します。

 お耳のお暇な方はどうぞ。聞いていただけると大変うれしいです。(12分30秒)

※トップ画像は我が家の庭に咲いたおきなぐさです。

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