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小4の友情
最近時々登校渋っている長男は小4です。
気持ちをうかがってみると、
「忘れ物があると先生に怒られる」
「友達にも会いたくない」
「勉強もしたくない」
休校が続き、時間や規則に縛られない期間が長かったのでそういう気持ちも分かります。
分散登校の時は行っていたけど、全員一斉登校になり、新しいクラスで全員が集まるのも初めてなので友人関係も不安があるようです。
昨日は別件でお休み、「明日もずっともう学校なんて行かない」と言うので、先生に連絡して本人の気持ちを伝えました。
担任の先生は昨年と同じ先生で、昨年の新学期も同じようなことがあったのでそんなに驚いた様子もありませんでした。
「来れないか、残念ですね。無理にはできないですもんね。学校は絶対じゃないけど、家にいても勉強は少しした方がいいからやってくださいね。」
ということでした。
昨年、登校を渋っていた時も「先生に怒られるのが怖い。」と頻繁に言っていました。
昨年、先生と話をした時、
「確かに私は厳しめかもしれない。○○くんには怖いと感じるかもしれない。でも、言うことは言わなくちゃだから、○○くんだけひいきして怒らないようにするわけにいかないんです。どんな先生にあたるか分からないから、それに対応して行けるようにするしかないですよね。」
と言う感じでした。少し申し訳なさそうにおっしゃっていました。
私も先生のおっしゃることも分かるし、我が家の子どもは怒られることに敏感だから、うまく付き合っていくほかないなと思っていました。
今年も先生に連絡したときの反応は、話は分かってくださる感じで、私から見える先生は、気持ちの分かる優しい人だと思います。
背中を押してあげても、本人が行かない、行けないと言って動かなければ無理に連れていくわけにもいきません。
でも、やっぱり考えたんです。本当に本人が行きたくないと思っているのか。行けるのなら周りの子と同じように行きたいんじゃないかって。
それで、お友達の事を気にしているということを言っていたのを思い出して、お友達が自分のことを受け入れてくれるということが分かれば行けるのかなと思いました。
私から見て、息子が信頼していると思われるお友達のお母さんに事情を伝えて、「翌日の持ち物を教える」という名目で、息子あてに電話してもらえないかとお願いしました。
相手の方は快く了解してくださり、お子さんが我が家に電話してくれました。
息子は、最初は電話したくないようなことを言っていましたが、かかってきたらしっかり出て、その後は楽しそうに1時間も話をしていました。
お友達は、学校に行かなかった息子を責めることもなく、とても普通に会話してくれ、小4ながらすごく気を使えるお友達に感激しました。彼は多分お母さんから聞いて息子が学校にいけない精神状態だということを分かっているのだと思います。
電話を切った後、息子の反応は
「○○(電話の相手の友達)には会いたいけど、宿題やってないから学校行ったら先生に怒られるな。」
「学校行きたいけど、宿題やりたくない。」
行くのか行かないのか...という感じでしたが、まあ本人に任せるほかないなと思いました。
夜遅くになって、電話のお母さんからメールをもらい、それもとても心温まりました。
●お友達が息子のことを大親友だと思っていて、本当に好きなんだということ。
●息子がお宅にお邪魔するとき、とても優しくて、私のことを「ママも優しい」と言ってくれていること。だから、ママの愛情不足じゃないよって。
●担任の先生については、そのお母さんも他のお母さんもすぐ怒ると思っていること。
●もし、明日もお休みしたらまた子どもから電話させてください、ということ。
初めて聞く話ばかりで、少しほっとした感がありました。学校に行かないことを受容している私のことも全く否定しませんでした。学校に行けない息子を親子で応援してくれていることをとてもありがたく思います。
結局、今日もお休みしました。朝、本人なりにすごく葛藤していましたが行かないという選択をしました。
そして、自分が休んでいる理由は「ずる休み」だとクラスのみんなに先生から伝えて欲しいと言いました。
理由は、「学校に行きたくない理由があってお休みしている」と思われると、その理由が「友達が嫌だから」って思われるとみんなに悪いから。「ずる休み」と言えば、だれも責めずに自分だけ責めるからそうして欲しいと。
最初、よく理解できませんでしたが、子どもなりに友達に嫌な思いをさせないようにと考えているんでしょうね。そんなに繊細なんだと思いました。
今日もまた、お友達が電話をかけて来てくれました。学校のことから他愛無いことまで話していました。
学校のことでは、クラスの友達からのメッセージをいっぱい預かってきてくれて、すべて口頭で話してくれました。
「新しいクラスは緊張するよな、でもそれみんな一緒だから大丈夫だぞ。」
の一言にはびっくり!お友達に感謝しかないです。
先生は、果たしてみんなにどのように伝えてくれたんだろう。息子の希望通りに伝えたのか、ただ体調不良だということにしたのか。
真相は今は分かりませんが、今後どんな方向に進むのか、少し様子見です。
お休みしていた今日は、私が感動したとてもいい動きもあったのでまた別記事で。
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