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効果的なしつけのタイミング

しつけは、思い立ったらすぐすべき?あとですべき?効果的なしつけのタイミングっていつなんでしょうか。

私が親子のコミュニケーションを学んだとき、親が怒っているときや子どもの機嫌が悪いときはしつけをするタイミングではないと教えてもらいました。親子共に落ち着いているときに話をする方が効果があると。

それまでは、当然のように、子どもがいけないことをしたときにその場で注意しなくてはいけないと考えていたし、その方が子どもは理解できると思っていました。その場で言わないと子どもは忘れちゃうから、という考えももっともだと思っていました。そして、その通りにやっていました。

先生に「それで次から同じようなことを繰り返さないですか?効果出ていますか?」って聞かれて、確かに繰り返してるなって気づいたんです。

急に注意しようと考えたときの親の心って穏やかか穏やかじゃないかと言えば、大体穏やかじゃなくって「何でそんなことするの、そうじゃないでしょ!○○のようにやって。いつも言ってるでしょ!」って怒ってるときが多いんじゃないかな。

子どもの立場から考えると、子どもが親から見て良くないと思う行動をするときって、子どもにとってはその行動に理由があるかもしれないし、悪いことをしようとしてやってるわけではないときも多いような気がします。

子どもとしては、急に叱られたり注意されたりすると不満に思ったり、人前で注意されたのであれば恥ずかしい思いをして自尊心が傷つけられるんじゃないかと思います。

その場では、怒られていうことを聞くふりをするかもしれないけど、心には響いてないような気がするんですよね。

親が落ち着いたところで、「さっきのあの行動気になったんだけど、こういう風にしようか。」とかしつけとして伝えたいことを話した方が素直に受け入れられる気がします。

確かに私が伝える時も、落ち着いたときの方が子どもも素直に「分かった」って言うんですよね。

「多少恥ずかしい思いとか痛い目に合わないと子どもは分からない。」って思うところがあるかもしれませんが、自尊心を傷つけるようなはずかしめは成長の素にはならないじゃないかと。本気で思うんですよね。

どのタイミングでのしつけが効果が高いか、まだ結果が出たわけではありませんが、親も怒らなくて済むし、子どもも怒られなくて済むしということだけ考えても、時間をおいて落ち着いたときに伝えた方がいいんじゃないかな。

子どもは何度も繰り返し伝えないと分からないというのは確かかもしれないけれど、それにしても毎回怒って言われるより、穏やかに言われた方が自ら受け入れたい気持ちになりそうです。

周りの保護者の目を考えると、叱らない親を実践することは難易度が高いんですよね。私も、常にこの葛藤と戦っていました。

でもやっぱり、「周りの保護者へのしっかりしつけしていますアピール」よりも「我が子が健全に育つための行動」していきたいなと思います。


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