緑ヶ丘にて、可憐で軽やかなキャロットケーキ
今日の記録は緑ヶ丘にある焼き菓子の店 Filicaさん。
静かな住宅街に佇むこじんまりとしたお店です。
営業日は毎月お店のHPで発表されているようなので、事前確認が必要ですね。
お店に近づくに連れて漂う甘〜い香り。踏み入れた店内は魅力的な焼き菓子で溢れていました。
オープン時間に合わせて訪れたこともあり、お目当てのキャロットケーキをしっかり捕獲できました。
美味しそうな焼き菓子たちの誘惑に悩みに悩んだ結果、キャロットケーキに加えていちごのバターサンドを連れて帰ることにしました。
手渡された箱の包み紙にきゅん。
綺麗な青を貴重としたお花模様のパッケージ。ずっと飾っておきたくなってしまう可愛さです。
さて、キャロットケーキです。
ご覧ください、この美しく可憐に飾り付けられたフロスティング。
ホイップされているのでしょうか?とてもやわからそうな質感です。
わくわくしながら、一口目。
生地は、もちっふわっ。じゅわじゅわっと音のする水分感ですが、とても軽やかな食感です。
噛みしめると、蒸しパンのような優しい風味が広がっていきます。
にんじんが細かいみじんぎりにされていて、時折シャキシャキと繊維の輪郭が姿を現します。
スパイスはふわっと心地よく、優しく広がります。最初にクローブ、遠くにシナモン、咀嚼していると後から追いかけてくるカルダモン。時差で感じるこのスパイス感、追いかけっこをしているようで何とも絶妙なバランスなのです。
にんじん以外には具材はいないように見えるのですが、大きめのレーズンがごーろごろと潜んでいました。ジューシーでしっかりと甘さがあります。胡桃も顔を覗かせます。
優しく上品な生地の風味と、控えめな具材のバランスがぴったりです。
フロスティングは見た目の通りふわふわな質感。ヨーグルトのような、柔らかで軽やかな酸味と共にミルキーさも感じます。牛乳か生クリームと一緒に泡立てられているのでしょうか‥?癖になるふわふわ食感で、生地と一緒に食べるとまた違った景色が見えるような‥心ときめく相性です。
一緒に連れてきたいちごのバターサンドは、まさにいちごそのもの。柔らかなクッキーに挟まれたいちごのクリームにはドライいちごが入っていて、食感も楽しく、甘酸っぱさにきゅんきゅんでした。
今回はキャロットケーキとバターサンドだけでしたが、他の焼き菓子たちも美味しく丁寧に作られているであろうことは想像に易しく、営業日をチェックしてまた必ず訪れようと心に決めました。
余談ですが、Filicaさんはなんとも魅力的なラインナップのお菓子教室も開催されているようで、普段は食べてばかりの私も興味津々なのでした…!
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