半蔵門にて、ちょっぴり贅沢したい日のキャロットケーキ
簡単な記録を蓄積していくはずだったのに
記録を2つ残したところでサボり癖が出てしまいました。
2022年も終わりを迎えようとしているので
今年のうちにもうひとつだけでも記録を残しておこうと思います。
今回の記録は、半蔵門にある
Pitan BISTRO and CAKESさん。
店名からも分かるように、こちらのお店はビストロ。お料理とお酒も楽しめてしまうのです。
お昼にも営業されていますが、
せっかくなので夜にお邪魔させていただきました。
あれ?ここであってるよね?といった風貌の雑居ビルの7階。
隠れ家みたいな、居心地よい空間が広がっていました。
スパイスを効かせたお酒に、ナチュールワインなど、センスたっぷりなお酒のラインナップ。そんなお酒たちにぴったりな、わくわくするようなお料理たち。キャロットケーキへの期待を膨らませつつ堪能させていただきました。
こんなに美味しいお料理を提供するお店のキャロットケーキは、どんなお味なのでしょう…!
さて、こちらがその「ピタン キャロットケーキ」です。
なんて可愛らしくて上品な出立ちなのでしょう。
くるんっと品良く成型されたフロスティングの上にはにんじんチップス。
この絶妙なバランス感と華やかさ、芸術作品といっても良いほど。
散りばめられているのはシナモンと、砕かれたアーモンド・ナッツ。
手前にはにんじんのソース。
どれもキャロットケーキではお馴染みのベーシックな素材たちですが、ここまで華やかになるものなのですね…!
作られている方のセンスに脱帽です。
その美しさに、フォークを刺すのももったいないような気持ちになりますが、一口。
生地はほどよくまとまりのあるふわっと食感。砕かれたくるみが入っています。
スパイスは、優しい食感の生地にぴったりで、ふーんわりと香ります。
シナモンが入っていますが、存在感は控えめです。
上からかけられているシナモンも時たまコントラストをつけてくれますが、それでも全体的にとってもシンプルで優しい味わい。
フロスティングは写真の通り、絶妙なバランスで形状を保てるほどなのですが、スッとフォークですくえるなめらかさ、クリーミーさが心地よい舌触り。
クリームチーズの酸味を最初に感じ、甘さもほんのり。そうそう、大好きなこのバランス、このお味・・!
フロスティングの上のにんじんチップスはお砂糖でコーティングされていて、さつまいものような、おやつのような、嬉しい甘さ。
ソースはにんじんの素朴な甘さに、ほのかな塩味とバターの風味。
さらにはまぶされたアーモンド、ナッツ、シナモン。
それぞれを少しずつ生地につけながら、味や食感の変化を楽しみます。
フロスティングの量も、生地や、ソース、具材とのバランスが丁度よく、
見た目だけではなく、まさに完成された1皿・・!
食べ終わるのが惜しくて、じっくりゆっくり味わわせていただきました。
キャロットケーキにぴったりなワインもご紹介いただけるので、
少し大人な楽しみ方もできるかも。
空間、お料理、お酒、そしてキャロットケーキ。
ひとつひとつがこだわりを持って作られているのを感じられて、
また、それぞれのメニューについて丁寧にご説明いただけたのも嬉しかったです。
少しだけ贅沢したい日に訪れたい、そんな場所でした。
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