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日記 2024.3.19(火) 定期検診/歯磨きの研究/小豆の香り/土つきの野菜を買う/1日を組み立てる

22時に眠って6時半に起きる。夜中に一度起きてしまったから6時半に目が覚めたのだろうか。8時間きっちり睡眠を取ろうとしている自分がいるのかと思うと健気に思えて愛おしい。

今日は歯医者の定期検診へ。フッ素高濃度配合の歯医者さんで売っているような歯磨き粉をずっと使っていた。それを使うようになってから口腔内の状態も良くなり虫歯もなく過ごせていたけれど、思うところありフッ素を含まないエコストアの歯磨き粉と手作りの歯磨き粉を併用しながら使うようになった。4ヶ月くらい経っただろうか。フッ素ありからなしに、わたしとしては大きな改革をした。変化はあるのだろうか。今日の検診はちょっと楽しみでもある。でも歯医者はやっぱり好きになれず毎回ものすごく緊張してしまう。
歯医者の日は出来るだけおしゃれをして、お化粧もきちんとしたいので丁寧に身支度を整える。髪の毛にもアイロンをあてる。少しでもストレスを減らしておきたい。わたしなりのおまじないをかける。

しょうが酵素の様子がなんだか変だ。ざりざりと固まって液体がほとんどなくなってしまった。作る分量が少なすぎたのかもしれない。これはどうにもならなさそうなので豆乳グルトに入れて食べることにした。しゃりっとしたしょうがの食感が美味しい。生姜湯のようにして飲んでも良いかもしれない。
朝から曇っている。ぽんっとiPadで音楽をかける。透き通るような寺尾紗穂の声が始まると部屋中の空気が変わる。どんよりとした空気がいきなりぴしりと整った。うたいながら作業机に向かい絵を描き始める。絵を描く時にはやっぱり歌が必要だ。歌いながら描くともっと絵とわたしが近くなる。混ざり合うような感覚になって自由に描くことができる。音楽と絵はいつも近くにあり、音楽は絵とわたしを繋いでくれる。近ごろ静かな中で絵を描いていた。そうしたい時もある。でもやっぱり音楽があると指の動きが全然違うことに気づく。

小豆のいい香りとともにご飯が炊けたとタイマーの音が鳴る。炊飯器ではないので自分で設定した時間でタイマーは鳴る。描く手を止めて火をとめる。音楽を鳴らしたまま炊き立てのご飯をかき混ぜる。また蓋をして15分蒸らす。駅までの道にある和菓子屋さんの裏側の道を通るといつもこの匂いがする。小豆を蒸すか茹でるかするにおい。いつも懐かしくてあたたかくて蒸気まで見えてくるような気がして通り過ぎるたびに心がはずむ。我が家にもその雰囲気がやってきた。炊き立てのご飯をラップに包んで冷凍する。近ごろは一回分をたっぷりの量食べる。2.5合炊いて4つは包み、あと一杯分はお茶碗に盛った。歯医者は12時からで歩いていくので早めにお昼ご飯を食べる。いま唯一残っている野菜、白菜を使ってお味噌汁を作る。わかめたっぷりと干し椎茸、白菜のお味噌汁にした。ご飯にごま塩をかけてザワークラウトをのせる。ルッコラもあったのを忘れていた。ちぎって梅酢と去年酢だけで漬けた梅干しの汁を入れる。梅の風味に酸味が加わり美味しい。

準備をして早めに出かける。晴れた。片耳イヤホンで軽快に歩く。歯医者へは15分くらい早く着いてしまった。クリーニングをしていただきながら気になるところも見ていただく。問題なし。ほっとする。今のところ4ヶ月に一回検診に行っているけれど、5ヶ月に1回のペースに変えようと思う。次回は8月、予定が立たないのでまた予約することにした。フッ素高濃度配合の歯磨き粉でなくても、手作りの歯磨き粉でも大丈夫な気がしてきた。1日一回、夜はフロスを通し、今まで通り磨いていけば良さそう。試してきたことに手応えを感じるとやっぱり嬉しい。

図書館へ向かう前にこだわりの八百屋さんへ寄る。野菜を補充したくて吟味してみる。小さめサイズの里芋がごろっと入って安い。土のついたにんじんはなかったので洗ってあるものにして、土付き大根、九条ねぎ、長芋、青大豆を買った。近ごろ野菜はなるべく土つきがいい。にんじんは特に皮の色が割とすぐに黒っぽくなってしまうけれど、土つきのままだと長持ちする気がしている。それに土つきの方が野菜の力強さを想像する楽しみがある。なるべくきれいで傷のないものを選んでしまうようなこともしなくて済む。使いやすい形やサイズを選ぶだけ。
野菜を抱えて図書館へ。エコバッグからはみ出すねぎがなんだか誇らしい。また1週間、この野菜たちの力を借りて生きていくことができる。

青大豆味噌をどの麹で作ろうかと考える。味噌の本をみながら悩む時間が楽しい。本当は1番好きな麦味噌も作ってみたかったけれど、もう麦麹は店頭では見かけなくなってしまった。麦味噌は来年作ってみようかなと思う。
味噌って毎日食べてもこんなに飽きないものかと思う。毎日毎日味噌汁とご飯で生きている。朝と夕飯は軽めにしてお昼はしっかりとるというのを試しているからなのか、今月は食費がかなり抑えられている。もしかすると先月より1万円くらい違ってくるのではないかな。今月は外でご飯を食べる機会も多かったはずなのに不思議だ。いただきものも多かったからだろうか。干し野菜や保存食をうまく使えているということなのだろうか。そういえばぬか漬けを始めてから漬け物類もまったく買わなくなった。ご飯のおともにはごま塩と梅干し、ぬか漬けがあれば十分なのだなと思う。ここに納豆、豆腐、油揚げや厚揚げがあって、根菜類と青菜と、季節の野菜が基本。お魚を時々添える。大好きな柑橘も果物もそんなに買わなくなってしまった。ちょっと今年は気軽に買える値段じゃないというのもあるけれど、野菜をしっかり摂れているからなのかそんなに欲しいとも思わなくなってきたのだ。時々食べると最高に嬉しいけれど。

昨日の夜から土を喰う日々という本を読み始めた。むかし素敵な装丁とタイトルに惹かれて思わず買った本。途中まで読んだけれどその時はピンと来なかったり気分ではなかったのだと思う、なかなか読み進められなかった。けれど昨日本を開いてみるとぐんぐん体に文字が入ってくるではないか。畑と相談しながらあるものでなんとか料理をつくる、その精神で料理をする作者の姿勢に共感する。精進料理なので野菜が中心となるのもすごく参考になるのだった。昨日は三月の章まで一気に読み、今夜は四月の章から読んでいく。ちょうど今くらいの時期のことだと思うので読むのが楽しみだ。

今日は図書館で味噌の本を出して読んだだけだった。それでも図書館へ毎日通うことは意味があると感じる。納豆や厚揚げを買ってうちに帰ろう。夕飯どうしようかな、頭の中がご飯のことでいっぱいになってしまったので帰る。しあわせだ。

駅前のスーパーで今日こそ豆乳を買う。今日はたくさん補充されていて一安心。黒豆の納豆、厚揚げは別な店で買うことにして、おせんべい、バナナを買った。産直市場にも寄りお水と厚揚げを買う。根菜たちとお水と豆乳でエコバッグははち切れそう。ペラペラで軽くてコンパクトなナンガのエコバッグを持っていてよかった。このエコバッグはペットボトル6本は入れられるとあるけれど本当だなと思う。急ぎ足で帰りたいけれど重くてなかなか歩けない。最後の坂で右から左にエコバッグを持ち変えてなんとか家までたどり着いた。ふう。

富士山の絵に一度フキサチーフをかけるため玄関に置いていた。靴を脱ぐ前に荷物を置いて外でフキサチーフをかける。一旦家の中に入ると面倒くさくなるからと、家に帰ったタイミングでフキサチーフをかけられるように仕込んでおいたのだった。わたしは、わたしが面倒くさいと思う作業をよく理解している。

お腹が空いた。買ってきたものを持ち場へ移動させ、お味噌汁の残りを温める。バゲットが2切れあるのでグリルで焼く。あっという間に夕飯が完成。ザワークラウトも出して食べよう。日が落ちるのを感じながら台所にぺたっと座って夕飯を食べる。緊張が解ける。

お風呂上がりにいつものストレッチをする。腕を大きく回す動作でエコバッグによる肩の疲労をとる。太もも、ふくらはぎの表と裏を入念に伸ばしてたくさん歩いた下半身の疲れをとる。どれも明日に疲れを持ち越さない動きらしいのだが本当にそんな感じがする。ぎしぎしと体が音を立てなくなってきた。

なんだか1日の組み立てがうまくできるようになってきたなと感じる。動かすも休ませるもぜんぶ自分が仕組んでやっていく。心も体もやわらかくなってきている気がする。



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