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日記 2024.5.7(火) 帰省の前の日。

6時半に目が覚める。ものすごく深くたくさん眠った。静かに眠っている間にわたしの体は動き回り続けてわたしをとうとう元気にしてくれた。無理せずに横になってくれてありがとう、体の中からやさしい声が聞こえてきた。
目が覚めてすぐにすっと起き上がることができた。顔色をみる、顔を洗って肌の様子を感じ取る。髪の毛をさわる。腸からのお便りで昨日の体の中の頑張りを知る。ひとつひとつ丁寧に今日の自分を確認していく。そしてありがとうを言ってあげる。こういうことを適当にしないと嬉しい。

さあ今日はやることいっぱいだから段取りよく進めていきたい。のんびりはできないけれどときどき休憩も挟んでみよう。
まずはハローワークへ行く。ついに仮手続きから抜け出せた。一週間くらいで失業給付が振り込まれることになった。やっと、やっと前に進んだ。諦めないでやってきてよかった。不明な点もあったのでいろいろと気が済むまで聞いておく。素直に状況を説明しながら相談すると話が早い。
少し新宿をぶらぶらしてから吉祥寺へ移動。お昼ご飯にうどんをさっと食べてハチミツを買いに行く。無事に弟夫婦と自分の分を買うことができた。産直市場では非加熱で水あめなど加えていない自然のハチミツがお手頃で買うことができる。もう何本買ったか分からない。在庫の減り具合からしてわたししか買っていないように感じられるのだが、わたしとしては大変ありがたい。

しばらく実家に帰るので来月の引き落としや家賃の準備などのため銀行を回る。そのあと区役所で健康保険料の軽減の手続き。解雇など非自発的な理由により離職した場合には国民健康保険料は軽減されるのだそうだ。ふう、これですべての用事が済んだ。15時ごろにはお水とトマトを買って家に着いた。

すこし休んでからこんどは実家に帰る準備をしていく。持って帰る洋服を選ぶ。実家の気候がいまいち分からないのだけれど、多分朝晩はひんやりとするはずだ。短パンとパンツを数枚、Tシャツとシャツ、アノラックを上着としてトランクに詰めた。

台所にも持って帰るものがたくさんあるので夕飯を作りながら整理していく。炊いて冷凍しておいた玄米は全部蒸して今晩と明日の新幹線で食べる分にする。新幹線で食べる分はおにぎりにしておくがしまった、うちにはラップがないのだった。さてどうする。ラップなし生活ここまでしれっとスムーズに問題なく過ごしてきたが流石に移動の時はラップが必要かもしれない。ぐるぐると頭の中を巡らしなんとかなるか考える。アクシデントがあると自分の経験が今こそ試されるような気がしてわくわくする。
お味噌汁には残っていた厚揚げとにんじん、生姜の残りを入れて干し野菜も使って具沢山にした。こういう時干し野菜が本当に助かるなと思う。バタバタと動いていたら閃いた。そうだった、こんな時のためにミツロウラップを作ったのだったよ。ミツロウラップに玄米おにぎりを包む。

大体荷物もまとめ終わり、お風呂に入ってストレッチをしていつものように眠る準備を整えていく。ひと息つくくらいで今日はぐんぐんと動き回ることができた。明日もあとから疲れが出ないように、引き続き注意深く自分を観察しながら動いていこう。

今回の旅では食糧庫や冷蔵庫の中身もすっからかん空っぽにするのではなくて保存食たちをすこし置いていく。私のいない間、ぬか床にはゆっくり休んでもらおうと労うようによくかき混ぜて表面に多めに塩をふり冷蔵庫に入れておいた。干し野菜と干しわかめ、昆布、煮干し、実家のお味噌、梅干しも置いていく。私の右腕たちがまた戻ってくればすぐに使えるようにしておく。ああ、なんだかしあわせでたまらない。どっしりと構えて留守を守ってくれる存在がいる。わたしが帰るのを待っていてくれる心強い見方のようなあなたたちにありがとう。

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