見出し画像

「我事において後悔をせず」~気持ちが楽になる言葉(その1)

「我事において後悔をせず」
これは剣豪、宮本武蔵の言葉で、一度自分で決断して行ったことは、たとえうまくいかなかったとしても、後悔してはならないという意味です。

私はこの言葉を、(私のバイブルである)「空手バカ一代」というマンガで知りました。この言葉の意味がとても理解しやすいと思うので、内容を書きますね。

主人公である空手家の大山倍達が、アメリカでの支部道場設立の資金を稼ぐため、メキシコで闘牛用のウシと対戦します。(素手で!)
見事にウシを倒し挑戦は成功しますが、ヒザに重症を負い、全治6か月の診断を受け、稼いだ金も入院と治療費に消えてしまいます。

金はなくなり、海外の病院で身動きできない状況に自暴自棄になる倍達でしたが、彼の愛読書「宮本武蔵」のこの言葉「我ことにおいて後悔せず」に救われるのです。曰く

「おれは、おれ自身の意思で、もともと命がけで闘牛ウシに挑み、全身全霊こめて戦ったのではないか?なぜ、今さら後悔する?」
「後悔などとは、いいかげんにうまくたちまわろうとして失敗したやつのすること。命がけに後悔なし。」

講談社漫画文庫 空手バカ一代 8巻

私も、「反省は必要だが、後悔はしない」と考えるようにしてから、過去のことで悩む時間は減り、今、そしてこれからやることを前向きに考えられるようになった気がします。
うじうじ考えても、終わったことは変えられないですからね。ただ、うまくいかなかったことがあれば、反省してその経験を次に活かすことは必要です。それが成長につながりますよね。

あと、重要なこととして、後悔しないためには自分が納得できる「意思決定」が前提条件なんですよね。「命がけ」とはいかないまでも、それなりの覚悟が必要ですね。意思決定の理論も勉強しないといけないですね。

私は、2020年に、今まで約30年勤めていた会社を早期退職し、地元に戻り、セカンドキャリアでキャリア支援の仕事をすることを選択しました。
収入が減ったり、家族がいまいち歓迎してくれなかったりと不安な要素はありますが、よくよく考えての決断だったので後悔はしていません。(と自分に言いきかせております)

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

またよろしくお願いいたします。


※また、文中では尊敬する大山倍達総裁の敬称は省略させていただきました。失礼をご容赦ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?