[特定社労士試験]試験本番の時間配分
こんにちは。ににです。(自己紹介はこちら)
今日は、試験本番での時間配分についてです。
時間配分をあらかじめ決めておくことの意味
特定社労士の試験は、正味2時間で行なわれます。
この2時間、長いようで短くもありつつ、やっぱり長いです。
2時間もの長丁場、ただ何となく問題を解いていくだけでは、本番独特の緊張感の中、思わぬ落とし穴にはまってしまう可能性が高いです。
「落とし穴」というのは、試験勉強のときにはなくて本番のときにだけ発生する時間のことです。
その時間とは、「これを解答として良いか決断する時間」です。
事前の勉強の際は、たとえ間違っていたとしても、復習で正しい内容や考え方を身につければよいので、解答として何を書くかを決めるときにはそれほどプレッシャーはありません。
ですが、本番ではそうはいきません。解答用紙に書いたことだけで結果が判断されます。
その解答文を決定するプレッシャーはなかなかなものです。まして、特定社労士の試験特有の、書き直しが(ほぼ)できないということも、解答を書くということの決断をより重くしています。
こうして「これを解答として良いか決断する時間」がどうしても生じてしまうので、試験本番では、事前の過去問演習のときより時間がかかります。
時間管理をしっかり意識しておかないと、最後、時間が足りなくなんてことになってしまいます。
それを避けるためには、工程ごとに時間を設定しておくことが有効です。各工程、その時間内で終わらせることを厳守しましょう。
2時間の試験が1つというより、30分の試験が4つとか、そんな感じで意識しておくと良いです。
書き直しが(ほぼ)できないという特定社労士試験の特性は、決断するまでに時間がかかるというマイナス面もありますが、一度解答用紙に書いたら、もう諦めがつくというプラス面もあります。
いったん解答用紙に書いたら、それはもうすっぱり忘れて次の問題に向かうことができます。
時間配分の例
私がどんな感じで時間を設定していたかをご紹介します。
試験1週間前のXのポストです。
第2問(倫理)に25分、第1問(事例)に88分、予備に6分と設定していました。
このときは実際の試験を経験していなかったので「名前記入」の時間を取ってありますが、実際は試験開始前にその時間があったので、2時間の中に入れる必要はありませんでした。
こんな感じで設定をしていたものの、実は、試験勉強で過去問を解いていたときはもっと短時間で解くことができていました。
第2問(倫理)でだいたい15分〜20分、第1問(事例)は60分〜80分くらいで終わっていたので、上記の時間配分はだいぶ余裕を持たせていた、つもりでした。
試験本番
上記のように設定をしていましたが、試験本番では想定のようにはいきませんでした。
そう、「これを解答として良いか決断する時間」の罠にはまったんです。
最初の第2問(倫理)の小問(1)でかなり悩み、骨子の作成(と決断)までで20分ほど使ってしまいました。
そこから解答を解答用紙に書き、第2問(倫理)を終えたのは30分経過後でした。
当初の想定から、5分押しています。
とはいえ予備の時間も想定していたので、焦りはあったものの、まだぎりぎりオンタイムだと思って気持ちに余裕を保つことはできていました。
逆に、悩みながらも骨子の作成を20分で切り上げることができたのは、時間配分の想定をしっかりできていたから、ともいえます。
もし時間配分を想定していなかったら、ずるずると時間を浪費してしまい、その後の第1問(事例)、ひいては試験そのものの合否にまで影響を及ぼしていた可能性すらあると思います。
第2問(倫理)を乗り越えた後は、ほぼ想定どおりの時間で進めることができました。・・・というより、このままのペースだと時間が足りなくなると思ったので、時間配分を守ることの意識を強めた結果です。
最終的には、5分を残して最後まで書き終えることができました。
まとめ
私の、試験本番での時間配分の計画と実際をご紹介しましたが、人によって配分は変わってきます。
文章を読むスピード、骨子を作るときの粒度、文字を書くスピードなど、人によって違ってくる要素がたくさんあります。
私は、文章を読むスピードは人より速く、文字を書くスピードは人より遅いと自己認識しています。
なので、2時間のうち書く時間が半分くらいを占めることとなりました。
また、別記事で紹介しているように、解く手順も人によって違ってくるはずです。たとえば、骨子を作らずにいきなり解答用紙に書き始めるとか。(決してオススメはしません)
それによって時間を設定すべき項目も変わってきます。
自分なりの手順と時間配分を模索しつつ、勉強を進めていってください。
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