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尾道の旅
2016年11月の日記です。
先週の土日は尾道一泊旅行だった。
毎朝お弁当を作る監視人殿にサービスして
諸々の風当たりを和らげるのが目的だが、
勿論、そんなことは口に出さない。
土曜の朝は絶好の小春日和、
姫路から新幹線と山陽線を乗り継ぎ、昼前に尾道に到着、
駅の北側は線路に並行して小高い山が迫り、
山頂の千光寺までロープウェーもあるが、歩いてもさしたることはない。
山腹には階段の続く小道が縦横に走り、
旧い住宅の前に、猫がたむろしている。
![](https://assets.st-note.com/img/1680557399128-FW6eHUXBGV.jpg?width=800)
駅の南側、瀬戸内海との間に商店、食べ物屋、ホテル等があり、
一応は商業地になっているが、人は殆ど見ない。
線路に平行した旧いアーケード街を歩くと、
衣料店、カフェ、備前焼などの個人商店が並んでおり、
雰囲気は20年前に来た時と変わらない。
取りあえずは、寿司屋に入るが、ここでは
夜の冷酒に備えて小ビールで我慢する。
午後は、アーケード街の一筋南側、
岸壁沿いの遊歩道を往復して海を楽しむ。
海の向こう正面に向島が広がり、その間が幅数十メートルの尾道水道だ。
向島には鉄塔のような造船所のクレーンがならび、
左手数キロ先には地上数十メートルに尾道大橋を望める。
![](https://assets.st-note.com/img/1680557536718-n8TpB2ZXZv.jpg?width=800)
尾道と向島を結ぶ一隻の小型フェリーが片道5分、
往復10分余りで、間断なく往復している。
フェリーが着くと前面のゲートが開き、軽自動車に続いて、
大人や学校に通う子供、自転車、バイクが降りてくる。
後ろに赤いボックスを抱えたのは郵便局バイクだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1680557665862-xx7EXnCVXO.jpg?width=800)
乗り降りが終わるとゲートが閉まり、直ぐに出発、停泊時間は1,2分。
生活に無くてならない、渡船フェリーらしく料金は格安、
大人100円、子供50円、軽自動車は120円、
これで成り立つのか、と心配になるが、
直ぐに採算、事業性などを考えるのは悪い癖だ、反省する。
![](https://assets.st-note.com/img/1680557602143-5zwc5zHRkV.jpg?width=800)
海沿いのカフェに入り、コーヒーを飲みながら、
午後の日ざしを受けて無数の星の如く煌めく海を眺めながら
時間をつぶして、今夜の宿、「竹村屋」に向かう。
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