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終活 その1

 2016年5月連休の日記です。
 
 5月の連休は横浜の家に5泊した。
二人の息子はあの家で育ち、成人し、 就職して家出(独立)した。
(ついでだが、その後結婚して一家を構え、子供、つまり我孫もいる。)
私は2000年に新潟に転勤し、家は空き家になったが、
新潟勤務を終えれば、当然のように、横浜に戻るつもりだった。

 2008年、晴れて新潟勤務を終え、都心の会社に赴任したが、
連日夜の会食が続き、横浜に帰宅するのは12時過ぎ、
これでは体が持たない、今お金を使わずしていつ使うのか、
と日本橋人形町にマンションを購入した。

 住んでみると、都心の利便さと下町の風情を併せ持ち、
住めば都どころか、住めば極楽、終の棲家はこっちと決めた。

 横浜の家には、どちらかの息子が住むだろう、
と思っていたが、昨年、長男がマンションを購入、
次男も今年4月に神戸から東京に転勤になり、マンションを購入した。
見事に期待外れだが、兎も角、
二人ともあの家には住まないつもり・・・らしい。

 一軒家の維持には費用と手間がかかるし、
時々は風を通さねばなどと、気分的な負担も大きい。
おまけに、祖父以来の代々の家具がおいてあり、
今となっては家具を置くための家でもあり、 本末転倒だ。

紫檀の机
長火鉢
紫檀の飾り棚


 で、今回、家を整理しようと一大決心をした。
同じ横浜に実家の家があるが、両親亡き後、
5月の連休の全てを使って 朝から晩まで整理したのを思い出す。
息子達に同じことはさせたくないし、すっきりとした気分で旅立ちたい。
(まだ早いが・・・)

 家の整理とは、心を決めて、どんどん物を捨てることだ。
燃えるごみ、燃えないゴミ、ガラス、金属、粗大ごみ等を連日出し、
骨董屋に来てもらい、それなりの家具、食器類を買い取ってもらった。
勿論、二束三文だが、使ってくれる人がいれば、粗大ごみよりはましだ。

 今回の整理はまだまだ序の口、次回お盆休みにその2を実施の予定、
今年中には家を空にしようか・・・と考えている。

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