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コロナ禍の行方

 コロナ騒ぎが始まった2020年4月の日記です。
 
 各国は国や地域の封鎖で、コロナ渦を抑えようとしている。
経済的損失は計り知れないが、「お金より命」だ。
トランプ大統領は2,3か月で収まり、
その後は経済回復だと言っているが、あまい。
 
 現在の、地域閉鎖を緩めれば、時間が少し前に戻るだけで、
時間をおいて再度の感染拡大になる・・・はずだ。
日本の緊急事態宣言も、断続的かもしれないが、
当分続くだろうし、下手に緩めれば取り返しがつかない。
 
 人口の60%程度が感染すれば、
抗体が出来てそれ以上は拡大しないと言われているが、
それでは世界で50億人が感染し、数億人が死亡する。
日本に当てはめると8千万人が感染し、
数十万から100万人程度が亡くなることになる。
老人が減って国家財政は改善されるだろうが、ぞっとしない。
 
 世界の感染者が現在の延長で毎日10万人増えると
1年で4千万人、10年で4億人、
50億人が感染するまでは100年以上かかる。
つまり、世界の人々が抗体を持つことで感染拡大が収まるのは、
数十年、100年単位の時が必要で、世界は経済的に破綻する。
あまり現実的ではない。
 
 感染を抑えるには、ワクチンと治療薬の登場によって、
新型コロナが季節性インフルエンザの一種に格下げされる、
これしかないのである。
ワクチン、治療薬の開発は今年一杯では難しく、
もう1年か2年かかるのではないか。
今の地域封鎖はそれまでの時間稼ぎなのである。
 
 コロナ不況は当分続き、封鎖が解かれて
正常な経済を取り戻すには、3年はかかる・・・
リーマンショックどころでない、と思う。

 
追: この日記の3年後の今、コロナは季節性インフルエンザと同等の
  5類に格下げされて、漸く平常に戻ることになった。
   昨今、オミクロン株の後遺症がとりざたされている。
  医療機関は、目先の症状だけにとらわれず、
  ウイルスそのものを急激に減少させるゾコーバを
  より積極的に処方すべきだ。

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