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流氷

 200x年2月、新潟から網走に流氷を見に行きました。
 
 出張で小清水に行き、その晩は、蟹を食べて、一泊。
翌朝、網走駅で監視人殿(妻)と待ち合わせて、いざ流氷ツアーです。
当日は天候不順で流氷観光船オーロラ号が欠航とのことで、
JRの流氷ノロッコ号に乗りましたが、大正解でした。

網走駅


 ディーゼル機関車が、展望客車4両引っ張り、
ゆっくりと1時間ほどかけて網走から知床斜里に向かいます。
車内は1両に数名程度で、ガラガラ。
海側のガラス窓沿いが細長いカウンターになっており、
木製の椅子に座り、私はビールを、監視人殿はコーヒーを飲みます。
暖房は、だるまストーブ、車掌さんが、何回か、石炭を入れに来ます。
誰かが、するめいかを焼いて、良いにおいがします。

 網走を出発し、海沿に出た頃は、
灰色の海に白い氷がところどころに浮いているだけですが、
暫くすると、沖の方に氷の団体が見え始め、
それが徐々にこちらに迫ってきます。
知床斜里に着く頃には、海は全て氷に埋め尽くされ、
海岸も雪に埋もれ、ただひたすら白の世界です。

 知床斜里で暫く待つと、先ほどの列車が、
今度は逆に網走に向かうので、往復で楽しみました。
帰りは途中の北浜駅で10分ほど停車するので、
展望台からの大海原を楽しめましたが、流石に寒さが身に染みました。

流氷ノロッコ号

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