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昨今の修学旅行

 2011年12月の日記です。
 
 今週火曜日から2泊3日で沖縄に行ってきた。
8年ほど前、観光で妻の監視付き以来二度目だが、
今回は出張、つまり仕事だ。
要件は販売店の表敬訪問と、ゴルフ、夜の会食だが、
いずれにしても仕事なのである。
 
 今回印象深かったのは、修学旅行生が多かったこと。
我高校時代の修学旅行は奈良、京都など関西が定番だったが、
都立高校だったからか、費用を一時に負担する事が困難な家庭も多く、
わずかな金額を毎月積み立てていた事を覚えている。
 
 今の高校生の修学旅行は圧倒的に沖縄が多いらしい。
羽田から那覇への往復の飛行機では客の大半が修学旅行の高校生だった。
国際通りや市場通りを歩くと、制服の高校生が目立ち、
わざとらしく高校生割引の表示がある店が多い。
 
 初日の夕方、名護に近い、○○ホテル&ヴィラズにチェックインした。
海沿いのゴルフ場に隣接した広大な敷地に
低層・中層の客室棟やコンドミニアム、
各種のレストラン等が点在する、沖縄を代表する高級リゾート施設だ。
他に客を見ることは無く、これで成り立つのかと思わぬでもないが、
こちらが心配をする事では無いと、ゆったりとした気分になる。
 
 沖縄は魚ではなく、肉だろうとステーキハウスに行き、
赤ワインとステーキの会食を終えて、
海沿いの広々としたツインの部屋に(残念ながら1人で)一泊。
翌朝、ゴルフの支度をして、迎えの車に乗ろうと外に出ると、
高校生がちらほら歩いている。
聞けば、修学旅行でここに泊まり、これから朝食を食べに行くとか。
 
 修学旅行なら沖縄の歴史を学ぶべく、首里城の近くとか、
那覇市内にもそれなりのホテルが多々ある。
こともあろうに、海岸沿いの高級リゾートホテルに泊まるなど
俺が親なら絶対許せないが、他人様のことだから文句は言えない。
 
 ホテルとしては、昨今の景気故、のんきな事は言っていられず、
修学旅行でも何でも少しでも稼働率を上げようというのだろうが、
そう簡単には割り切れない朝だった。

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