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2週連続の花見ツアー

 2012年春の日記です。
 
 その1.別荘の桜
 
 別荘(横浜の家)の小彼岸桜は、染井吉野よりやや早く、3月下旬に小さな花が下向きにつつましく咲き、なかなかかわいい。女性もかくありなんとは思うが口には出さない。
 
 先週末、別荘の桜を見せびらかせようと、妻殿の兄上と姉上夫妻を招待し、ついでに長男夫妻も呼び、リビングの掃きだしの窓から桜を眺めつつ、鯛ソーメンと懐石弁当をつっついて、酒を飲んだ。
 
 桜はまだ3部咲きで、花見としては空振り気味だったが、代わりに例年より開花の遅れた梅の花が、今を盛りと満開だ。固めの枝に咲く、ややピンクがかった梅の花と風に揺れる白いつつましげな桜の花を同時に楽しんだ。桜の右には一重の赤の椿がつつましく咲いており、目を下に転じると、ピンクと白のクリスマスローズや黄色の水仙が咲き、スノードロップが蕾を膨らまし、シランの新芽が団体で顔をだし、如何にも早春の庭だ。時々椋鳥が来て、桜の花を突っつく。

桜に右に椿が咲く

 
 普段会わない義姉、義兄とは、特段の話題もなく、一瞬の気詰まりもあったが、長男の嫁が妊娠中で、予定日が8月であり、その辺を話題にして、なんとか会話は繋がり、花見は無事に終了。

 その2,横浜&都心の桜
 
 一週間後の土曜日の午後、再度別荘(横浜の自宅)に行った。
前週は三部咲きで空振り気味だったが、今週は見事な満開だった。
 
 桜の左方にある梅の花は略散ったが、右方の椿が赤い単の花を付け、目を下に転じると、舞い落ちた細かい花びらが白く一面に散らばり、スノードロップが下向きの玉のような小さな白い花を開花させ、ピンク、白のクリスマスローズ、黄色の水仙とともに、春の庭を演出している。

ピンクのクリスマスローズ


  翌日曜日は、六本木のミッドタウンに行き、テラス席で満開の桜並木を見ながらのイタリアンランチだ。やや重めの赤ワインと香ばしい焼きたてのピザとの組み合わせは程よく良く合い、目と舌に加えてお腹も満足し、至福のひと時だった。

 その後、人形町に行き、明治座に近い緑道の桜並木を見る。こちらも見事な染井吉野で、結構な人出だ。

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