空想タイム
2007年に書いた日記を修正してアップします。
幼稚園から小学校低学年くらいまでは、いつも何かを空想していた。特に通学時、一人で歩いているとき、自分の殻に閉じももって、他人には理解不能な諸々を考えていた。
道路の線を踏んだ時に、足の裏にその線の後がいつまでも残る。又、何かを触ったり、持ったりすると、今度は手のひらに、その痕跡が蓄積していく。いつまでも残るのが当然としか思えなかったが、ある時、そんな痕跡はないと思い込むことにして、消し去ることを覚えた。今思うと自己催眠なのだろうが、よくわからない。
他にも、いろいろ空想していたことは間違いないが、あまりに突拍子がなく、詳しくは思い出せない。大人が考える理屈ではなく、自分だけの空間、世界を作っていたが、その殆どを忘れてしまったのはなんとも残念な気がする。
当時、特に体が弱かったわけではないが、ただ、怪我をすると、さしたることのない擦り傷でも、そのままにしておけば化膿する。で、医者に行き、アクリノールで処置をしてもらうわけだが、心理学的に考えると、その頃の空想と関連しているのかもしれない。