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藤井聡太君は強いのか?

 そりゃ、強いに決まっている。将棋界公式の8タイトルを独占し、おまけに4つの公式トーナメント棋戦もすべて優勝。14歳でデビューしてから毎年の勝率は常に8割を超え、今年度も現時点で29勝5敗、勝率85%、今21歳、当分藤井君の天下が続きそうだ。
 
 ところが・・・・藤井君の将棋は殆どが実況中継されているから、大ファンの私はいつも最初から最後まで見ているが、安心して見られるかと言うと決してそんなことはない。序中盤はほぼ互角、終盤まで紙一重、ギリギリの一手勝ちが大部分、時には最後の最後に相手がミスをして大逆転なんてことも多い。だから見ている方としてはハラハラドキドキ、心臓によくない。
 
 将棋は、各駒の動きを覚えれば、後は王を取れば勝ち。単純明快、盤上と持ち駒はお互いにオープンだから、プロが行き付くところまで行けば、そんなに差がつくはずはなく、誰か一人だけが圧倒的に勝つというのがおかしいのだが、兎も角いつも藤井君が勝つ。
 
 某プロが言うには、藤井君に対向するには、人間を辞めなければだめで、子供のいる自分には無理とか。負け惜しみにも聞こえるが、少なくとも人生の全てを捨てて将棋に熱中しなければならないらしい。藤井君が8冠を奪った相手の豊島君と永瀬君の二人は、ともに30歳過ぎで結婚していないし、今のところ何らのそれらしい噂もない。
 
 という事で、藤井君の結婚は当分、多分今後10年はない。もし人間になって結婚することにでもなったら将棋界の一大事なのだ。


追:この日記を書いた日も、公式のトーナメントJT杯決勝で快勝して
  2年連続で優勝した。中盤までは5分、
  やや押された場面もあったけれど、終盤で圧倒、
  安心してみていられた。

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