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100日後に生きかえるワテ16日目

生きとし生けるものについて考える

人はいつ死ぬのかわからない。今だって死の直面に立たされているかもしれないのだ。

生かされていると感じたのは今日のこと。何気なく犬との散歩に出かけたのだが,なぜかうちの犬は途中で引き返そうとした。しかも出かけた直後のこと。シニア犬だし,今日は気分が乗らないのかなと,何の気なしに帰ることにした。

家についたとたん,鳴り響くサイレン。次々と近所に集まる緊急車両。ただ事ではない雰囲気がたちまち周囲に湧き上がる。

交通事故だ!と気が付いたのは数十秒後。ぼんやりとした日常にたちまち悲壮感が漂う。

ぞくっとした。すぐそこには生死をさまよう場面が繰り広げられていたのだ。

恐い。そう感じた自分に思わず笑えてきた。ついこの前までは,死について間近に考えていたはずなのに。そう,怖いのだ。ああ,いま自分は生きたいと思っている。死ぬのはごめんだと思っている。心は正直で,意味もなく震える身体を抱きよせていた。

生きていたいと思っているんだ。

そう実感した。

現金なものだ。そんな自分が愛おしく思えた。

生きていてほしい。誰でも。どんな人でも。生きることはつらいことが多いかもしれない。でも生きていてほしい。そう思わざるをえない日だった。

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