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【面接でも使える?!】SIerを取り巻く噂についてお答えします

SIerを志望する就活生や転職を考えている方もたくさんいると思います。そこで、ネットで調べたら出てきそうな噂についてSIerにいた自分が答えてみようと思います。

SIerは顧客のいいなりになりがち?

これは働いていて私も感じています。受託型の開発では、システムを顧客の業務に合わせて作ります。そのため、その顧客にローカライズされた改修が頻繁に起こります。


また、開発期間中やシステムがリリースした後も、顧客から「やっぱり変更したい」、「こういった機能がほしい」と言われることも多々あります。

しかし、要件定義にて固めた仕様から変更を加えることになるため、断ると顧客からは「それだと仕事にならない」「業務ができない」と言われるため、渋々対応することはよくあります。

本来であれば、しっかりとしたヒアリングをして要件定義で固めるべきですがなかなかうまくいかないのが現状です。

SIerって開発を丸投げしている?

元請けSIer(富士通、日立、NEC等の大手企業)は開発(プログラミング)は委託するケースが多いです。

特定の顧客のシステムというニッチな領域で、プログラマーを抱えるのはコストがかかるのと、育てるにも時間がかかります。そのため、他社に丸投げした方がコストも時間もかからないので楽です。

ですが、丸投げしたとしても、バグとかで顧客から呼び出された場合、謝るのは元請けSIerになるので納品されたソースコードやテスト仕様書は理解できるぐらいの知識はSIerでも必要なのですがこれができない人が多いです。

丸投げというと語弊はありますが、しっかりマネジメントはしているしレビューもします。なので、理解できるぐらいの知識は持つべきだと思っています。

SIerってプログラミング等の実装スキルが身につかない?

先程も説明したとおり、元請けSIerは開発を委託しているため、プログラミング等で実装する機会はなくなっています。

しかし、これは部署やプロジェクトによるので、新人社員の方はマネジメントとか学ぶ前に実装スキルを身に付けることができる部署に行くべきだと思います。

やはり、プログラミングができないと、実装スキルが身につかないために、技術がわからないエンジニアになってしまいます。

マネジメント不要論

SIerにいる方のキャリアプランとして、「プロジェクトマネージャー」になる方が多いと思います。

しかし、昨今のIT業界において、「マネジメント不要論」が出てきております。

飛行機 68年
自動車62年
電話 50年
電気 46年
クレジットカード 28年
テレビ 22年
ATM 18年
コンピュータ 14年
携帯電話 12年
インターネット 7年
iPod 4年
YouTube 4年
Facebook 3年
Twitter 2年
Pokemon Go 19日
参考元:https://www.oxfordmartin.ox.ac.uk/downloads/reports/Citi_GPS_Technology_Work.pdf

上記は5000万ユーザ獲得までの時間になります。こちらから分かる通り、今後のIT業界よりスピード、爆速開発が重視されます。

なので、そういう時代が今後来る状況において、PMを立てて調査や検討を重ねてから開発していくように進めていれば、ライバル企業に先を越されます。

今この瞬間に現場が判断し、行動できる自律性こそが求められるのではないかと思っています。もちろん、失敗することはあると思いますが、周到に準備を重ねても、やはり失敗するときは失敗するので、余計な手間と手順を省いたほうが良いのではないかと私は思います。

最後に

よくSIerの人事が学生とかに、「プログラミングは使いません!」とか言っていますが、プログラミングはできた方が絶対に良いし、論理的思考も養われます。

使わなくても理解はしていかないといけないと思うし、理解しないと開発を委託する側の立場に立ってはいけないと私は思います。

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

にむ

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