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一年を振り返る前半編(6月まで) at UC Berkeley(2022) 

(誤字脱字スペルミスは触れないでください笑)

アメリカでの最後の期末試験が近づいてきた今日この頃、私のアメリカライフも終わろうとしている(メキシコより執筆スタート)。この一年はほとんどをアメリカで過ごした。というかめちゃ振り返ってみると公私ともに学びや成長があった一年だったと思う。ということで日本に帰りますが、次のステージはもう始まりつつあるので、すでにワクワクしております。

僕はこの2022年は一年間UC Berkeleyという日本では知名度が低い、最強のパブリックユニバーシティに留学していました。それについてまとめたtipsは下記のものが少しまとめたものになるのでもし気になる人は読んでみてください。



1月

初期

アメリカについたのが4日くらいで、本当に初めてのアメリカに感動していた気がする。全てのものがとても刺激的で、英語で話している自分にもなんか少し感動したりして。電動スクーターとかもたくさんあって、ホームレスもたくさんいて、何にもわかんなくて。そんな最初の頃。とりあえずついて思ったのはアメリカきたし超有名起業家プログラムであるY-combinatorに出そうかなってこと。Y-combinatorを目指すのって起業家のステータスだと思って。そうしたらなんだかワクワクしてきたことを覚えてます。Teslaは体感でも1%ほど走っており(多分カリフォルニアが多いのだとは思う、マウンテンビューとかだと10%くらいありそうだった)、やはりアメリカは違うなって感動した記憶も。

サンフランシスコで起業している方に突撃して話を少し聞いたりしました。本当に0からで迷惑をかけていましたが、恥はかき捨て、ですよね。ただアメリカはとてもムラ社会であると感じました外から来た人であれば必ずコネクションを持っていなければ門前払い。それはアメリカの強い特徴な気がしました。そして話した人から下記のブログを教えていただいたのはとても入門的でよかったことを覚えています。


そんな感じでUnit 2という寮に入寮しました。ルームメイトはまじですごい2人で、特に1人は香港でナショナルレコードを持つキュービックめちゃうまい子でした。やはりバークレーにいる子はレベルが違うんだなって思いました何かないとこういう大学には入れないのだなぁと。そうすると、やはり一年生のうちからこのコミュニティに所属することの意義があるのだなぁと改めて実感しました。そして同時に同世代のすごい子はアメリカを集結しているんだろうなって思いました。下記はStanfordの21歳(当時)です。


海外での苦悩や新しい挑戦について


何よりも大変だったのが時差。日本との協業をしていたのでめちゃ時差が辛かったです(というか今も辛い)。それだけなく、英語だけしたいという留学者としての思いみたいなものをあって辛かったです。なのでこんなコメントをSlackにしています。

もうしたくないこと
日本からの予定を詰め込む
日本との接触は制限したい

二つの時間で生きている全ての人間を尊敬します。

大学が二週目あたりから始まり、ちょっと英語が早くてめちゃ焦った記憶があります。そんな授業との苦戦とは裏腹に、僕はWeb3の波に飲まれていくことになりますWeb3とはブロックチェーン技術を用いた次世代のインターネットを表す言葉となりますそしてそのWeb3という次の時代に足を踏み入れていくのが、アメリカから日本に持ち帰ることなんだ、っていう風に思っていた気がします。DAOにNFTに、、、ファンシーな概念は自分の好奇心を刺激しました。ただ同時に、プラスしてプログラミングで何を作れるのかというデジタル世界の話でもあるということに気づいたので、こんな言葉を書いていました。

自分にはプロダクトを作ることができないから(そのための努力はするけど)
自分の言葉は刻めるようにしないとな

Slack

そんなこんなで色々と考えが発散していたのですが、こちらで出会った人の記事がスタートの時期の僕にぴったりでした。9勝6敗について書いた記事です。つまり何事も最終的にかつのは、負けを最小限にとどめて続け続けるということだっていう話です。僕もアメリカで勝つ必要があるというより、負けを抑えて、続けていこうと決心した瞬間でもありました。

友達作りのコツは焦らないことだな、孤独を受け入れて、まずはしたいことをして、そこから友達を作ればいい

ただ、一番の悩みはやっぱり0からのスタートっていうことでだいぶ精神的にきていたことを思い出します。さて2月が始まる。



2月

新たな目標

2月も引き続き悩みは対人関係で、こんなに初めての人に会う期間って新歓以来でとっても辛かった思い出があります。

挨拶しすぎてパンクしそう、
タイじんせん疲れてしまう

別に悩んでいるだけではなくて、新しい目標を立てていてもいました。それはアメリカと日本の情報格差を利用して、英語を日本語にするとかアメリカの情報を発信するだけでいけるのでは?っていうノリでツイッターの運用を始めましたフォロワーを1000人することを目標(当時400人程度にして、フォローするのは主に研究者やその卵のかた、VCなどスタートアップ関係者に絞り、投稿も彼らに合わせるようにしました。下記が記念すべき最初の投稿

しかしながらあんまり続くことができませんでした、理由については単純に毎日するにはコンテンツ不足だったこと。記者とかニュースの人ってすごいなって本気で感心しました。ただ実は12月に無事に1000人を達成してます。


母国語とその意味について

また日本語の使用量もやはり変わらないことがあり、常に気になっていました。英語がうまくいかないことがあり、それについて少しフラストレーションも溜まっていたんだと思います。最終的にはこんなコメントを残しています

自分の日本語の能力が日本に依存してるの悲しいな

ただこれは単純に英語圏に来て思うことですが、その言語の価値はその国の世界での立ち位置にとても依存します。まざまざと日本語の価値がないことをみると悲しくなりますし、翻って日本という国の価値を高めるために頑張りたいという気持ちにもなるきっかけになりました。それに関してちょうどその時期オリンピックだったので、自分がずっと応援している平野歩夢選手が金メダルだったことが本当に誇らしかったですし、嬉しかったです。自分が中学生の時から活躍しているので本当に続けることがすごいですし、ここまで夢を見せてくれて本当にありがとうございます。これからも応援しています。そして彼みたいに日本の価値を上げるようなことを積極的にしたいと思いました。

根本ミツバチ回しすぎて疲れた、、、、でも頑張る
play hard study hard

やっぱり日本との協業をすることはとても辛く、寝て起きると日本が朝なのでなんかテンションが合わず疲れてしまうことが増えました。そして疲れがきていたのか下記のような投稿がありました。

パソコントイレにおいたままだった一日中おいたままだったけど大丈夫だった

やりたいこととやらなきゃいけないことが多くて、焦りを超えて変な満足感がある
体三つ欲しい

そうはいってもただ辛いだけでなく、日本にいるメンバーとは視座を常に高めることに貢献できたと思います。というのも本当にBerkeleyはいるだけでシリコンバレーや世界一の大学でのチャンスを享受することができます。それは本当に起業家・研究者を目指す自分に響くことがありました。もちろん日本でも世界のことを意識はしていましたが、本当の意味での”自覚”というものが生まれた気がしました。

世界をまたにかける

この時も引き続き上記のWeb3については考えていて

常に最先端をいきたい、世界は僕らを待ってない

本当にそう。


Don’t work. Avoid telling the truth. Be hated. Love someone.

僕は好きなスピーチはいくつかあるのですが、このくらいに出会った、僕にとってはとても秀逸でかつ訳もとても素敵だったスピーチを紹介します。特に人間関係が0からスタートした僕にとって下記の文章がとても刺さりました。ちなみに原文もexpect を軸に色々と言葉あそびがあったりして面白いですし、なんならサッカーで日本をいじると言う謎プレーもあったりしていいです。というか彼の言葉自身も言葉にとても気持ちがこもっていていいです。

嫌われるためには、何も悪人である必要はありません。むしろ、自身の信念に従って行動しようとする時にこそ、人は嫌われるのです。好かれることは簡単だ。信念を持たずに周りに同調していれば良い。そして段々と居心地が良くなり、平均に収束していく。そんなんで良いのでしょうか。世の中にはクソ野郎がたくさんいます。もし彼らから嫌われないとすれば、あなたもクソ野郎かもしれない。万人に好かれることは、何か生き方を間違っている証拠です。

https://j.ktamura.com/archives/dont-work-be-hated-love-someone#fnref-1

完全に雰囲気が根本の家でエモい

友達から来た些細なスラックでのやりとりでしたが少し自分には刺さりました。日本にいたあの頃と比べて自分は今頑張れているのであろうか。そんな不安は続くのでした。


争いと海外に住むことについて

まじでこの世の中何が起こるかわからない、、、、
まずどう考えてもロシアを止める手段がないように見える(i aplogize for my naive if I have) 、、、、
世界大戦の火種はいつだって突然だったし、帝国主義的な領土拡張ではないとしても(占領することが目的なのか、、、?)
21世紀にもなって、まるでヒトラーのような電撃戦が起こると思わなかった

2月24日、突然ロシアがウクライナに侵攻しました。それは僕にとってはとても恐怖でした。それまではパレスチナで何が起こっても、シリアがどうなってもどこかテレビの向こう側の出来事と思っていました。だが留学に来てから、この世は本当に大きくてそしてつながっていることに気づきました。それは例え地球の裏側の出来事であっても、もしかしたら何か起こるかもしないって思うと自然と不安になるのです。自分や世界の脆さについてもどこか気づきを得た気がしました。(僕の政治的主張や政治的立場に関しては今回は触れないでください。)

でも結局二月はこんなコメントが印象的かもしれません。

最短経路で生きようと思うほど、最短経路の多さや先人に苛立ちを覚えるはず
最短経路なんて探さずに自分が好きな道を進む方が大切では?

そういえば2月に今のポートレートを取りました。ありがとう!彼のインスタも載せておきますね。

僕の写真

https://www.instagram.com/nagi_nh_photo/



3月

アカデミアと勉強

疲れた疲れたっていっていますが、実際勉強が一番忙しかったのが事実です。数学はそもそも微積に関してどのように英語で表現すればいいのかわからないことも多い中で授業に参加するなどしていたので、聞いた単語で調べたりすることが多かったことを思い出します。またわからないことも多いので、Khan Academyというまじで経済学部生徒はみんな使っているのではないかとおもう位の有名なyoutubeを見ていました。理系の学生はとてもおすすめです

アカデミックに関しては、RAになるために大学の先生にCVをメールで送りつけるという行為もしていていました。そうしたら全員に断られたのですが、たまたまある先生になんとか他の案件につなげていただくことができました。(ただし返信が来たのはだいぶ先なので普通に諦めていたのは裏話です)行動し続けることの大切さに気づいた気がします。あとちなみにProf. Stefanoという行動経済学の大家にも連絡しましたが、URAP経由で申し込んでくれって断られちゃいました。URAPてのはおすすめなので下記に先ほども載せた記事を貼っておきます。

OHに行きまくる、これがあたいの目標

実際勉強がわからない時はOHに行くことに限ります。先生とも仲良くなれますし、わからないことがわかる楽しみに勝つ喜びはそうそうありませんしね。また並行して、日本の学生と経済学の勉強会もしていたのでそれも頑張っていました。その時に気づいたのが、数学の概念は英語の方がすっきりして分かりやすいということです。ただ僕はあまり翻訳して書類などを読むタイプではないので理解度が高いかどうかをきちんと測ったことはないですが。

日本との勉強会の一枚

サマータイムきれそう

3月の中旬に急に全ての時間が1時間早くなる謎現象が起こった瞬間の僕です。まじで体が慣れるまでめちゃ時間がかかるので本当に体にいいとは思いませんでした。でもなんか最近サマータイムについて議論があるみたいで、全部サマータイムに合わせるみたいな話を聞きました(なぜそっちやねん)


視座について

クラブからの飲み会からのミツバチラジオからの完徹、やりきりました!ねます!

もちろん自分のプロジェクト(Mitsubachi PJ、下記参照)はずっと続けていました。飲み会をしようと勉強をしようと、自分がしたいことをして死にたいと思っているので。そんな中でこんなことをふと思ったりしました。

ミツバチは、大きくしたいけど、そうするためにヘッドに立つ人たちは少なくとも全員留学やmasterが海外とかにしないとちびちびコミュニティで世界の藻屑になると思う
大切なのはM3のように世界第4位のGDPの国5割の財源を占める医療財源ではなくて、世界にある教育財源を狙った、成長戦略、だと思う。
世界に散らばった日本の才能は、もっと世界をみているし、そのためにももっとそもそも組織がもっと外をみるべきだと思う。

つまり世界を見て考えようということですね、留学とはそんなふうに世界(アメリカ)の現実に自分達の理想を近づける過程なのかもしれないです。

Hello! Looking for a new debit card?
Another club I’m in is doing a fundraiser with Firstcard and we need sign ups for their waitlist. If you can, please fill out this quick form. It literally takes 2 seconds to fill out! You don’t need to sign up for the card, just adding your email to the waitlist would be a huge help!
Btw, it’s a pretty sweet deal. If you get the card you get up to 15% cashback on 100+ local businesses around Berkeley. Check it out if interested!
P.S. Make sure to use your berkeley.edu address and please like this message if you filled out the form. Thanks!!!

自分のソサエティに流れてきた文章だったのですが、とても些細なことですが、感動をしました。人生で一度も学生起業でデビットカードを作ろうと思ったことはありませんでした。そういうふうにシリコンバレーは至る所にあると思うと、ここにいる価値は無限大だなって思いました


誰もいないように見えるが、人が住んでいるそんな場所について

3月の一番大きな出来事はロードトリップでグレイトキャニオンなどに行ったことでした。この旅行はとても自分にとって気づきが多いもので、これだけでも文章が書ける内容だったのですが、それきちんと書くのはまた今度にしようと思います。ただ端的にいうと、”人が生きるのはなぜか”という問いにたどり着いたことです。下記の写真が僕らがロードトリップした道です。よくみると点々と家が見えます。自分があそこの住民だったとして本当に僕は移住をせずにすみ続けるのでしょうか?スクールバスがたまに通ると、現行の学校に通うという教育制度は彼らにとって最適なのでしょうか?

車からの景色、家がたまにある。なぜそこに住んでいるの?

自分が普段、普通だと思っているようなことが当てはまらない環境にたどり着いた時、僕は自分がとても狭量で浅はかな人間だと思いました。便利さという簡単な言葉で人間が生きる意味を定義しすぎている気がしました。人が生きるのは便利に生きたいからではなくて、もっと違う点にあるんだな、と。生きる中で、人間の生きる可能性の広さについてそこはかとなく風景から感じたのでした

母親も同じところに行っていたみたいで感動しました。



4月

Co-founder 前川

Co-founderの前川さんとうちの後輩ちゃん

4月の頭に、アメリカに来ていた自分のミツバチプロジェクトの前川さんと会いました。彼女は研究がまじで好きな人で一緒に立ち上げをしているCo-fouderでもあります。彼女とは基本的にはSlackでしか話したことがなかったので、これが初めて会うことになりました。そして僕はZOOMの偉大さと共に、本当の人間性は会うことでしかわからないということを実感しました。彼女はZOOMでは正直何をしたいのかがきちんと僕には伝わっていなかった気がします。ただ、会ったことで、僕はその考えを改め、彼女の思慮の深さと想いの強さに心を動かされましたこの人なら一生を共にできる、というような自信です。きっと彼女は僕にとってかけがえのない創業者になると確信しています。


海外で風邪をひくということ

i getting under weather again
テスト明日よ、、

とうとう疲れの皺寄せが来て体調をガチで崩しました。流石にやばくて親とかにも相談したりして、咳が止まらない痰がやばい喉やばいで本当に辛かったです。アメリカの大学は本当に課題の量がやばいので死ぬかと思いました。今思うとコロナだった気がするので、本当にごめんなさい。結局薬飲んだらなんとかなったので本当によかったです。みなさんも海外で風邪になっても焦らずにきちんと休んで薬を飲んでください。おすすめの薬を貼っておきます。


大麻について

カリフォルニアは大麻で有名だと思います。いわゆるWeedですね。実は4月某日にはうちの大学の広場を使ってWeedの煙で雲を作ろうという謎イベントがありました。その日は実は大麻解禁の日なのでそれをお祝いする、みたいな感じだって聞きました。アメリカというのは基本的に移民の国だからこそ、どれか一つの良い悪いがあるってよりかは、それぞれの集団の中で価値観が違うことを受け入れるということが求められる国な気がします。

Weedに対しては、正直合法だからこそ良くないとはいえないものの、臭いなっていう感想が何よりも来ます。ただ辛いことがそれで忘れられたりそれでがんばれている人を知っているからこそ、知識がなさすぎて僕はなんとも自分の意見が言い難いです。ただ僕はしないつもりですし、誰かが日本で吸っていたら絶対わかる自信があります。法律は守りましょう。


Asian, not Asian 〜出世感から見る西欧思想と中華思想について

中華文化と西欧文化、それ以外の人の価値観はわからないけれど、その二つを対比した出来事がありました。つまり何を重きにするか、西欧は”所属”、中華は”資格”に力点があるということ。


自分のキャリアについて

やっぱり、すごいよな〜今とっている授業の先生のすごい面白い論文はRaj Chatty とやっているし、やっぱり面白い研究にはすごい人が噛んでいるもんだな〜

※RajChattyはジョンベイツクラーク賞受賞者

授業をとっている先生がめちゃすごい先生で、強くアカデミア興味が出てきていました。ただ、自分のアカデミックなこととしては研究分野が決まらずに悩んでいる時期でもありました。いろいろな先生とお話しする機会があったものの、それを決めるには自分の中で決定的なことが起きないでいました。そんな中でも、少なくとも取るべきリスクはわかっているようでした

今とるべきリスクは海外に出ることやな

確かに、日本人として日本を盛り上げたいのなら、世界に出て戦うべきだということは自明である気がします。そんな悩みを抱えながらもがんばれたのは尊敬する先輩の存在でした。彼は同じ学部大学で、僕と同じようにBerkeleyに留学し、そしてシカゴ大学のRAをして、現在シカゴ大学のPh.Dに進学した人です。彼がいたからこそ、僕は彼のように頑張りたいと思えたのでした。やはり何かロールモデルがなあると、自分の中での能力発揮へとつながる必要条件になっているんだなって感じました。


5月

別れの季節

テストも終わり、寮を退寮しなければならず、下記のような感じになっていました。

最終日の一コマ

え。なんかさみしいんだけど

本当に寂しくて、まだバークレーに残っている子たちと大谷選手を見に行ったらたまたま日米通算100号を打ったので嬉しかったです。これがなかったら本当に寂しかった。やっぱり海外で日本にルーツを持っている人が活躍しているのはとても嬉しいですし、自分も大谷選手や歩夢くんみたいになりたいと心底思いました。

日米通算100号!!!

今思うと人生とは思った以上に6ヶ月以内の刹那的なつながりが多い気がします。そこで会う人たちとの出会いを大切にして、相手との関係を素敵にできるようにしたいと心から思いました。


日本のジェンダーについて思うこと

ある日、たまたまオンラインで日本のイベントに参加して思ったことがありました。

言い方悪いけど、日本ってきもいよね、男女比が狂ってる

あんなむさ苦しい東北大学嫌いなんだが、
あと女性らしさがあるの?知らんけどstartupに女性いないよね、なんだろうね、

日本って沈んじゃいそうだね、、人材の最適化と思えない

元々自分は、日本にいた時からジェンダーについて少し疑問に思うことが日本にいて多かった方でした。そしてアメリカに来てから一層敏感になった気がしました。


自分の視座とDeSciについて

視座が低なった瞬間人は死ぬのです

新しい社会を作るっていう壮大な社会実験をするしかないかもしれない

ある時たまたまWeb3の中の一つであるDeSciという面白い概念を知ってからというものの、僕はその概念の面白さと現状への希求感を強く感じました。簡単にいうと自立分散型科学という、今ままでの科学の問題点(論文雑誌や研究資金の問題)をブロックチェーンでどうやって解決しようというムーブメントです。この出会いが自分の中でWeb3に関して自分のしたいことが固まるきっかけとなり、嬉しかったです。具体的には後編、8月の”世界になにで戦う?”をご覧ください。

これのDeSciの想像、負けたくない


物価について

そんなこと言ってながらも、腹は減ってしまうので食を作るのですが、ベイエリアは狂乱物価なので寮を出て自炊している僕には重くのしかかりました

Whole Foodsというお店。オーガニックで有名。

こっちは食費が高すぎるので本当にもらったプロテインをメインんにして食べようかと思い始めた

ちなみに10KGほどある
一回30ぐらむとしても334回飲める、やばすぎ
一日2回までにしているから100日持つ、えぐい

もらったプロテインで生きれることがわかったのでプロテイン生活を始めました。ですがそれでも食費は高かったので、いくみなさんには覚悟してほしいです



経済学と僕、そして世界情勢とアカデミアについて

そんな金欠の中でシカゴに上記の経済学部の先輩に会いに行きました。(4月"自分のキャリアについて"参照)彼は本当に僕が東北大学の知っている先輩として尊敬している人の1人で、おそらく経済学の知識は東北大学の卒業生1ではないかと思っています。

ノリでVlogを撮っていたのでぜひ見てください。結論から言うと、僕は二つのことを思いました。

ー経済学が好きってこと、経済学を知っている人との話は本当に楽しかった。
ー世界情勢が学問を阻害している気がしていて(もちろん必要なことではあるが)僕は研究がもっと進ような社会を目指したいと思った

泊まらせてくれた先輩やその友人の方々、特にAlinaとYixinはありがとう!

有名なとこでの僕。



6月

いい文章だったのでぜひPh.Dや研究者を将来のプランとして考えている人はぜひ読んでください。


天才との付き合い方について

実はこの月に私が22歳になりました。そんなわけで頑張ろうと思いましたが普通に萎えるエピソードが起こりました

留学のきっかけは、学部時代に書いた論文が、ハーバードの先生(Drew Fudenberg)の書いた有名な理論の論文(Fudenberg and Levine 1993)に関係のあるものだったんです。その論文の中に、数学の定理が4個あるんですけど、僕、そのうちの3つが間違っていることを証明できてしまったんです。
だから、間違ってますよとその先生にメールで知らせたら、それを論文にすることを勧められて。
ハーバードへはその先生との縁で入れてもらったという感じなんですよ。

記事より

バークレーでお話しさせていただいた鎌田先生の話です。普通に自分の才能のなさにキレそうになりました。ほんと自分は人の倍頑張らないといけないなって思いました。これは先生だけでなくて、バークレーの授業でも感じることは多かったです。なので、天才に出会った時の向き合い方についても考えが生まれました

最近思った調子に乗っているなって思うけど考えていること
本当に天才は存在する、でもそれは正直研究でも、ビジネスでも活躍できない人はできない。なぜなら何よりも自分が何をできるか解って行動しないといけないから
でも天才には勝てなくてもふたつ大切なことがある
・絶対に視座を下げないこと、本当に視座が下がると話すことが全体的に面白くなくなる

実際一つなのはご愛嬌ということで。まさに自分の視座と深さが自分の活躍に影響するのがわかりました。だからこそ自分のしたいことを注力し、なるべく大きな視点を持って頑張ることが大切だと確信しました。


Co-founder 永田くんと自分自身への解像度について

アカデミックな進路の不安を考えていることもありましたが、自分の起業家としての進路に対しても不安を感じていました。自分を振り返るとこのような洞察が出てきました。

やっぱり最初に尊敬したjobs
影響力を与えるとしての凄みのElon
生き方としてのJack Dorseyだわ
この3人が影響を受けている気がする

よく自分が起業家としてのモチベーションとして経済学部だからという推測をされることが多いですが、アカデミアとしての経済学への興味はまたく社会システムへの変革の志向と異なることがあることを理解してもらえずよくイライラしているのですが、これはこの時期にもあったみたいです。

よく、経済だからビジネス好きなんだねって言われるけど僕が好きになったのは完全に違う文脈。
それを一緒にされるととてもいやだ

僕はそういうふうに自分の哲学をめちゃ大切にしているのでそれに関してもう1人のCo-founde永田くんと意見をぶつけることもありました。始まりは僕のこんな言葉。

そういえばこれは言いたいってこと言うの忘れてた
やるなら事業は本気でアメリカでしたい

日本市場をみている人がよくないと思うのは、いい意味でも悪い意味でも日本しか見てない
別に悪いとは思わないけど、サービスやプロダクトによっては日本以外からもしくは始めた方がいいということと
そして何より永田くんはアメリカに来て決めて欲しい
別に日本だけにいる人は日本を褒めるし
アメリカにいる人はアメリカにいる
僕はふたつを比べてアメリカにいるべきだと思った。
想像や温情で日本の考えるより現実的に自分たちがどこにいるべきかの議論をしたい
これが一番の思い
日本じゃ視座が低いっていうのはアメリカに来たらそう思わざるがえない。
本当はもっと詳しい情報がある。例えば日本で企業するということとアメリカで起業することの影響力の違いなどはくれば計り知れない。
ここは僕の思うところだけど、僕は日本にいる人たちを否定していることは全くなく、むしろ、明治時代にアメリカやイギリスなどに行って日本を変えようと決意したリーダー陣のように、未来を想像するのに日本レベルの視座の人間が率いるべきじゃないと思う。僕の尊敬する日本の起業家は例えばdelyは国際戦略をうまく行っていないって公言しているし、mercariはそもそも世界一周をしてから起業しているし、孫さんはもともとバークレーの人だし
研究だって日本での問題だけじゃなくて、東北大学、東北大学の経済学部レベルで存在していて、それをなぜこれはしないんだっていういたちごっこのような議論だと思う。上記でも述べた通りその問題のコントラスト(視座の位置)の自分たちがどこにいるべきかが問題。
視座という観点で言えば現実的ににアメリカから世界をみている人と、日本から戦っている人だと前者の方が平均をとれば相対的には残念ながら低いとは思う。
日本の問題を解決するのに日本の固有の問題をしたい人はすればいいと思うしそれはいいと思うけど、もっと研究っていうのはグローバルで日本人ですら世界中にいる。僕は常に視座はめいいっぱい高くないとよくないと思うし、近くにいる人たちには同じ高さでいて欲しいとは思う。っていうことは述べておく。

そうすると永田くんは

なんか、アメリカのスタートアップ熱に触れることが大事なのはとてもとてもわかるんだけど
アメリカ行った人の何が何でも”日本じゃ視座が低い”感はどうなの?って思うなぁ。
日本の市場で大きく成功している起業家もいるし、実際日本固有の研究課題っていうのも存在する。
日本から世界を変えるでもアリだと思うんだけどなあ
DeSciとかやるうえで税制問題の突破を容易にするために日本以外の国がフィットするなら最初にその国を市場にするのは僕も全く同意です。
ただ日本市場を見てる人、日本で戦っている人を視座が低いとは僕は思わないかな。

彼のいうことは一理あるとは思います。ただ個人的には自分が取り組んでいる課題が日本規模でやることが横展開の可能性について議論が必要だと思っていて、研究の産業構造を考えても日本でやるということは言語の壁を閉じることになり僕としては今でも疑問ではあります。ただこれからもそれは議論していく予定です。彼とはこういう風に議論ができるからこそ一緒にやってこれたのだと思います。だからこそ永田くんにはいつも通り感謝を申し上げたいです。今回は、ちなみにもっと長く議論があったのですが、結局下記の結論に結局落ち着いた気がします。

ま、僕も視座が低ければ死んでしまう病にかかっているのは事実だけど

僕のアメリカに行くことの意義は下記です。

アメリカに来ることは“アメリカ“に来ることじゃなくて、現実的には“世界の中心にくる“ってことに理フレーズできることを意識した方がいいとは思うけど、それは個人の好みでしかない

視座の話だとは思うけど、その視座にいるべきなのかって言われたらそれは好みよなとは思っています。そして単純に日本という市場に対しても下記のような疑念がありました。

悩む、世界市場と狙うことと自分が好きな日本の研究者がうまくmargeできるのか
日本の研究者、海外志向弱そう

そして僕が好きなフレーズと自分なりに考えたフレーズを書き記していました。

Sometimes life's gonna hit you in the head with a brick
don't lose faith

The true worth of a man is to be measured by the objects he pursues.

be a founder, ponder, and be happier

永田くんのツイッター

ただ少し色々考えすぎてYoutubeを見て泣いてしまいました。単純に心が追い込まれていたんだと思います。みたのは下記のものです。


Consensus

この時期、私はConsensusという世界最大級のWeb3のエキスポに参加しました

https://www.coindesk.com/consensus2022/speakers/

このイベントは実は学生でなければ20万近くするものだったのでとりあえず学生だし行ってみようという形で行ってみました

なにもしりませんっていっていったけどえるものはでかかった

Web3のテクノロジーやプロダクトもさることながら、彼らのエナジーに気圧されてしまいました。ここで勝負するのは夢があるし、僕らもバスに乗り遅れてはならないと確信しました。いかないとわからない景色を見せてくれる、これがアメリカの良いところの一部な気がしました。(まもちろんいろんな議論がありますけど下記みたいな)


また上場企業の社長兼創業者の方と話す機会があり、その方の話もとても参考になりました。というのも彼はWeb2創世記に検索エンジンを作っていた方で、Web3創世記である今を昔に準え、絶対にチャンスだと教えてくれました。正直僕にも真実は何にもわかりませんが、これをやらないのは絶対にダメだと確信しました。具体的には後編で直近で何をするのかお伝えする予定なのでぜひご覧ください。

このような中で、DeSciに関しては知れば知るほど自分のポジションはとても強いのではないかという気がしていたので下記のようなことを書き込んでいました。(若輩者の戯言ではあると思いますが、彼の考えを聞いていただけると幸いです)

本当の、本当に、時代が自分に向いているのかもしれない
DeSciをやっている日本人学部生いないし、多分俺らだけ
そしてそれを先導している学部生を世界中を見渡しても俺らだけ
来たかもしれない、乗らなければならない

そして幸い、そのドメインもある、古谷さんの行っている民主化ということは近いかもしれないけど
それよりもっと世界を狙っていける気がする、というか研究の問題は言葉を超えてみんな取り組んでいるってDeSciのコミュニティに入ってわかったから、日本が一番とかいうのはそもそも非集権化ではない、
だけどそうだけど資金を集めるためにはそれをいうのはありだと思っている。
とりあえず失敗していいかなって思うから、日本で資金集めしてそれで事業を立ち上げよう。
二社目は必ず世界から、それもいけないか、難しい、そこが難しい。

でもとりまそれならリブランディングしてそれを世界に持って行くってのもありか
てか最初から世界にも発信すればいいし、ただ日本語でやるの面倒だな、、
ぐにしなきゃ、すぐにでも、今年中には調達する

正直最近思うのは、哲学やその知識はある、そして思考できる、そして他の人たちよりおそらくこの分野には少し精通している気がするし、見えている気がする
あとは、周りをついてこさせる圧倒的な実績や数値だけだ、、

周りの起業家が自分より考えすぎているとは思わない(シード機の人だけど、全員ではない)


周りについて

そんな中僕は自分を奮い立たせる動画に会いました。

これはラランドという芸人さんの片方のクズキャラ(よく言われてらっしゃるとは思います。)として有名ニシダさんがただただ更生するために作られた動画なのですが、下記のような感想を思いました。

クズなニシダでさえ、ここまで考えてもらえているのに、頑張っているあなたがどこまで期待されているのかって考えると頑張らなきゃって思うよね

動画ではニシダさんがクズすぎて周りに迷惑をかけていることを本人に伝えつつ、最後にニシダさんが尊敬する南海キャンディーズの山里さんが出てきて彼への期待と激励を行うというような流れでした。正直ニシダさんってマジでしょうもないっすよね。それでこんなに周りの人が支えてくれているのに、自分ってどんだけ人に大切にされていて応援されているのかと考えるとすごく自分にとって心震わされる瞬間にはなりました。今日から頑張りたいと思います。

また同年代で頑張っている人ともあったので同じようにぜひ頑張りたいと思ったこともありました。頑張る同年代はいつも自分をやる気にしてくれます。

https://twitter.com/eeg2nft



前半の終わりにかえて

ということで、僕のうっすい人生の2022年の前半が終わりました。本当は例年通り一つの記事に終わらせる予定だったのですが、ちょっと多くなりました。それでは続いて後編をお読みいただけますと幸いです

僕プロジェクトであるミツバチに関するURLは下記になります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

根本


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