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にみり
2021年12月21日 19:06
全話約23000字で完結(1話約900字)希望のある歌詞と、どこか切なく揺れるメロディ。若者に流行りで人気のミュージシャンが作った卒業ソング。それが体育館に響きはじめると、俺はその場に立っていられなくなって外へ出た。「冬賀先生?大丈夫ですか?」心配してくれた同僚の声も聞こえてないフリをして足早に部室へと戻った。俺はそこで大きく息を吸ってゆっくり吐き、「よく頑張った、自分。」