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続・米国在住の私がSuicaで新幹線にのるには。

続編である。
去年の秋に帰国したときは、いわゆる Suica のアプリは日本の携帯番号がないから使えなかったが、iPhone の Transit Card として Wallet にダウンロードして、快適に日本滞在を果たした。えきねっとの口座は作ったけれど、新幹線のチケットを買っても、このタイプの Suica には「紐づけ」できないらしく、日本にいる友達に買ってもらって発券してもらった。

今回も新幹線のチケット購入が必要である。またあのまるで生きてる AI な友達に手配を頼むと、eチケットならトクだ値30で3割引になるという。

彼女と私の「頭脳としつこさ」を合わせて、取り組んだこのプロジェクトのご報告を、今ここで。その途中で、こんな記事も見つけたので、ご参考まで。

日本の携帯番号を持っていない私は、実家の電話番号を使って(家電話と携帯のどちらでも登録可)えきねっとの口座を開き、日本で発行されたクレカ(楽天マスターカード)を登録してあるのだが、去年秋に来日したときは「紐づけ」できないとあったから、敢えて友達に頼んで新幹線のチケットを購入して発券までしてもらった。

JR View VISA カード以外では、マスターカードじゃないと Suica に加金はできないことをお忘れなく。

超最重要事項。

今回のトクだ値を利用するには、eチケットでなければならない。まだ紐づけできるようになったのかの確認も取れないまま、彼女と頭をひねる。

ちなみに、JR東日本の尺度では50歳はシルバーらしい。まじかよ。対象年齢が50歳から64歳だとか。アタシ、シルバーど真ん中じゃん。
「65歳ならどうなのよ?」
「めっちゃシルバー(笑)」
「65歳までに入会しろってことね。65歳になったら電車旅行するな、じゃなくて(笑)」
「めっちゃJR乗れ、どうせヒマだろ、と」
「あははははは」

55歳だったのが50歳にまで下がったのだとか。

親がチケット買って、子供が乗車するっていうケースは当然あるわけだから、購入する人と乗車する人が同じである必要はない。

紐づけできるか否かは、私が使っている Suica のフルID番号がわかるか否かが決め手らしい。当然だ。

こちらはWalletの中の Suica カード。

"Card Number" "Card Details"を見ても、Suica の番号は下4桁だけ。フルで番号がわからない。うーん。なんでこういうことするんだろう。わかるけどさ。

そしたら、どうも Suica アプリなら見れるらしい、とわかった。

前回、Suica アプリはダウンロードしたのに、こちらは「携帯番号」がないと登録できず使えないままでいた。頭をひねりながら、iPhone のなかで眠っていたアプリを開けてみると….。

「i」を押すと、Wallet に入っているSuicaの番号が見れたのだよ。

Suica 番号は見れるけれど、チケット購入などは相変わらずできない。携帯番号登録してない(できない)ので、会員登録できないから。

どうも2023年夏くらいから、携帯番号登録必須に変わったらしい。

進歩するところと退化するところ。

おそらく。JR 東日本の言い分は、えきねっとは家のコンピュータで使うから登録電話番号は携帯である必要はないけれど、Suica アプリは携帯で使うから携帯番号じゃないとダメ、ということだろう。

それなら。海外の携帯番号でも使えるようにしろよ!!

要注意事項。紐づけは成功したが、私の Suica はどこをひっくり返しても新幹線のチケットが紐づけされたという気配はまるでなく、まるで真田家の草の者である。

最近読んだ、今村翔吾「幸村を討て」
数々のエピソードがすばらしい構成で立場の違う武将の目から語られつながっていく。

私は昔から真田家のファン。家康大嫌い。

彼女は、えきねっとから紐づけ成功の確認メールを受信。そこには「 IC番号」として私の Suica のフルID番号が記載されている。

紐づけできるようになったんだ?!この半年で進化したんだね!

海を越えた私の側で、アプリや Wallet の Suica を携帯で見ていたら、絶妙のタイミングでこんな画面が pop up した。

リンク先に行ってみると?

つまり。私のえきねっと口座に、ICカード(= Suica)を登録しろ、ということ。

でも。よく考えてみれば、友達のほうですでに紐づけは完了しているし、私のえきねっと口座でチケットを買ったわけではないので、ここに ICカード番号 (=Suica フルID)を登録する必要などないはずである。

わからない。ロジックが意味不明。
これは、JR の旧態依然たる国鉄の体質を今に至るまで引きずっているからだろうと、友達と言い合う。あっちは夫婦で盛り上がっている。なんていい夫婦なんだ。

念の為、すべての証拠書類を印刷して持参する。

今回は、とりあえずこれでちゃんと新幹線に乗れるだろうと思う。
次回は、私のえきねっとで eチケットを購入してみようと思う。

皆さんも、Good Luck!



ただただ好きで書いています。書いてお金をもらうようになったら、純粋に好きで書くのとは違ってくるのでしょうか。