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ワタシの視線

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1994年にアメリカ上陸。アメリカに住む日本人としての私が感じたこと、思うこと。
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#高校生

僕の妻にGayの友達がいてね...。

Silicon Valley BankとSignature Bankのトラブルの直後に、Financial Advisorとミーティングをした。 Zoomだったが、お化粧する必要性も感じず、ただ髪をアップにして参加。 Robert & Craigが画面に現れて、Hello と挨拶するやいなや、Craigが。 "Your hair is different." Oh yeah? I just put my hair up. Haven't I ever done thi

前向きに生きるということ。

あの5 Bedroomの豪邸に住んでいたことを知っている人たちは、私が離婚して家を売り、2 BRのタウンハウスに引っ越したというと、なんという落ちぶれぶりぞよ、と言わんばかりの表情を見せて、 How is it going? 私は答える。 うん、お隣の夫婦が喧嘩してるのとか聞こえるよ。 やっぱり一軒家じゃないから騒音あるんだね、と気の毒そうな表情を見せる。 それがさ、平日は妻が怒ってるんだけど週末には夫が反撃してて、笑えるの。内容までは聞こえないし、騒音っていうよりも

努力の原動力が不安ってのはおかしいでしょうに。

おっそろしく違和感を感じた記事を読んだ。もうかなり読まれてるみたいだから、私の読者が読もうが読むまいが大した差はないだろうけれど、どうもあの記事へのリンクを貼るのは気が進まないので、やめる。 不安が努力の原動力、という論である。 はぁ?!というのが私の反応。こんこんとその説を説いた記事だが、読んででイラついてきたので、正直ちゃんと読んでいない。その上でこんな反論もどきを書くのは正しくないのだけれど、そんな論を読んでポジティブな影響を受ける私ではないから読まないことにした。

ムスメ。12年間よく頑張ったね。

高校水泳シーズン終盤。 State Sectional Finals (result: 91-79) ミート会場に向かうバスの中で、ムスメはすでに少し調子が悪かったという。この前風邪を引き、三日間鼻をかみっぱなしで過ごしたばかりだが、どうもまた学校で風邪をもらいかけてたらしい。 最初の種目の200 Medley Relayで、最初の背泳ぎを担当したムスメ。一位とタッチの差で、次につなげた。次の種目の200 Individual Medleyで、バタフライは問題なかったが、

親に"Unpleasant"といわれる娘たち。

ティーンの娘をもつ親たちが集まって、誰かがぽそっと娘の態度の悪さをこぼすと、 うちの娘だけじゃなかったのね! とばかりに、皆一斉に一致団結態勢となる様は壮観である。年齢は中学生から高校生だが、15歳以上になると親はもう途方に暮れている。自分の育て方が悪かったのか、どうしてこんなふうになってしまったんだろう、どこまでこの悪い態度を許していいのか、どこでビシリとこっちの限界を示さなければならないのか、と母親たちは皆ウロウロと迷っている。と、私の目に映る。 何度も書いているが

免許とったムスメ、独り立ちの始まり。

ムスメが免許をとって一人で運転するようになった。あんなに出無精だったのに、嬉々としてスターバックスやスーパーマーケットやモールに出かけていく。早朝の自主練も、水泳クラブの夜の練習も、一人で行けるようになっり、私は友達とのランチから帰ってきて、もう明日まで外出することはないから、もうパジャマに着替えてワインが飲めるってことか、と思わず笑った。 独り立ち、である。 ムスコの時と違う。彼は後方カメラが付いてないモデル、父親のお下がりだった大きめのSUVを学校通学とサッカーの練習

冷戦その後。消えゆくタマなしRyanとChristianとの可能性。

タマなし冷戦シリーズ(5回)はこちらから。 高校水泳遠征が3月初め。クラブ水泳遠征が3月末。その2週間後に春休み。その間、Ryanとは一切連絡を取っていない。 Ryan - ルックス9.5/総合8.0 Christian - ルックス8.5/総合9.5 Erik - ルックス7.0/総合9.0 ムスメによる格付けだが、3人の違いをこれ以上に明確には表現できないだろう。 春休みの週、四泊でムスメと大学訪問Road Tripに出た。各一日6時間、5時間、2時間、6時間運転

読書。"Redeployment" by Phil Klay

2014年に発表されたこの作品は、何度も何度も「読むべき一冊」などのリストに載った。 短編小説だとは知らず、最初の数編を読みながら、つじつまが合わない、登場人物がフォローできない、などと首を傾げていた、というのは内緒の話。小説によっては、異なる場所で複数の登場人物が別個にストーリー展開するのはよくあることなので、そのうち融合するのだとばかり思っていた。 著者には、イラクでほぼ1年の従軍経験がある。前線で戦ったわけではない。が、彼の作品は、前線で戦う(戦った)兵士たちの鮮明

女子高校生。“Taylor’s Version”で殺意満載。

ムスメはTaylor Swiftのファン("Swiftie")である。高校生大学生の年齢層は「信仰的」なファンと「まぁ聴くね」程度に分かれるらしいが、ムスメ曰く「Breakup song(別れた時の歌)」といえば、Taylor Swift、なのだそうだ。彼女はカントリーソングも好きなので、これまでに車の中でいろんなのを聴かされてきたけれど、カントリーソングのプレイリストも聞き飽きたある日、 ”Mom, what do you want to listen?" "Hmmmmm

高校生。数学さえできれば「頭がいい」のか。

ムスメはあまり数学が得意ではない。彼女のために言い訳するわけじゃないが、5年生になった時にこの学校区の数学のカリキュラムが変わり、私にも何がなんだかわからない方法で教えられ始めた。つまり数学ができない子を掬い上げるために、妙に回りくどく噛み砕いた方法をとっていて、数学が得意な子はその意味がわかるけれど、ムスメのような平均に位置する子は返って混乱してわけがわからなくなった。そこから家庭教師をつけても何しても、彼女の数学は九九を誰よりも早く覚えて、クラスのトップを突っ走っていた頃

アメリカの女子高生。ドレスコード。

うちのムスメは最高にオモシロイ。何様のつもりだ、と思うこともしょっちゅうあるが、こんな子に育ってくれて、いや〜よかったよ嬉しいなぁ楽しいなぁ、と毎日思う。 "Mom, do you know what 'ass cut jeans' are? Google it." "ass cut jeans"? お尻のところが切れてるジーンズ? 検索して、口あんぐり。ひゃー、こんなジーンズ売ってるの?こんなジーンズ履くの?......相当お尻の形に自信があるんだねぇ。 "Girl

アメリカの高校情勢。King & Queenはダメだから.....。

新学期始まってまもなくして、Homecoming(ホームカミング)というダンスパーティが毎年恒例で開催される。なんで"home coming"なのか、いまだにわからない。文字通りにとれば、卒業生が母校に戻ってきて、ということだと思うのだけれど、そういうわけではなく、在校生だけのダンスパーティ。もしかして新学期が始まって2ヶ月後くらいのイベントだから、夏休みが終わって学校に戻ってきた、っていう意味なのだろうか....。 さて、このhomecomingは学校主催のイベントだから

高校生のインターンシップ。

さて、高校生のムスメのインターンシップ。夏休み中、私の友人である産婦人科医のオフィスで受付をやった。高校生だから無給の可能性もあったのに、一応最低賃金 ($12/hour)とはいえ、お小遣い稼ぎになっただけでなく、ひっきりなしに鳴る3本のラインを操って患者の予約をとり、看護師と患者と製薬会社のセールス、検査担当のラボテクニシャンのいろんなミニドラマを観察、体験。 高校生が仕事を覚えるまでにどのくらいかかるか、覚えた後にどのくらい効率的に働けるか、どのくらい真面目に働くか、ど

どんな子育てをしたらそんな娘に仕上がるのか。

アメリカの高校生、特に女子高校生は、私の常識と想像を超える言動をするが、こんなにびっくりしたことはない。 水泳の練習で。態度が悪いとは聞いていた。今のチームに移籍したばかりの頃、Avaはうちのムスメととても仲が良かったが、ムスメの方が速いことが明確になり、手のひらを返したように離れていっただけでなく、ムスメに対してあからさまな意地悪をし続けた。 コーチが練習の内容を発表する。レーンごとに100mを泳ぐスピードが違う。AvaがコーチであるPatに向かって、怒り顔でこう言った