今日はマッシュルームの日
はっきり言ってその歴史、誰も知らないほど昔のことで歴史といっても作り話じゃないのかというくらいの昔。
マッシュとマジックマッシュは日陰でのんびり仲良く暮らしていた。マジックマッシュは陽気な男でいつも作り話をしてはマッシュを笑わせてくれた。
雨の降る日はご機嫌でかさの自慢をし合ったり、風に胞子を飛ばして恋をしたりもした。
こんな楽しい日々がこれからもずっと続くのだなと二人は思っていたけれどある日、山にモノたちがやってきた。
モノたちは我が物顔して歩き回り、住心地の良い日陰をその大きな足で踏み荒らしいくつもの足跡を残した。
モノたちは縮こまって隠れるようにしていたマッシュとマジックマッシュを見つけた。
そして、マッシュをああ、これはいい子だねと言い、マジックマッシュを、ああこいつは悪い奴だ毒があると言った。
モノたちはマッシュにも毒が伝染ると言ってマッシュとマジックマッシュを引き離した。
マッシュはマジックマッシュが踏みつけられて死んでいくのを見たけれどどうすることもできなかった。
マッシュは思う。マジックマッシュは僕に害など一つもなかったのにと。
大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!