今回は根本的なもの、しかし最後に音楽を変えるものの話です。

世の中にはいろんな”音”があります。
その中には、自分が聞こうと意識しなければ、鳴っている事にさえ気づく事が出来ない”音”もたくさんあります。

1つの”音というものに対する意識”を出来るだけ高めてみてください。
”音”には音色、音程、音量、時間、場所、温度etc.がもちろん含まれているわけですが、中でも意識しないと気づきにくいのが

”その音の役割”です。

Swingなのか、Shuffleなのか。
次にどこへ向かおうとしているのか。
次の音は上にあるのか下にあるのか。
どのくらいインターバルは離れているのか。
”オモテ”にいるのか”ウラ”にいるのか。
KAだったら、Kが表に乗るのか、
それともKは拍の前にいてAで拍に乗るのか。
どれだけ拍をズラしているのか。

同じ言葉(リズム)を3回繰り返すのなら、それぞれの違いは何か。

なぜ繰り返しているのか。
(時間の経過や感情の移行など)

”あめ”という言葉の”a”なのか。
”あお”という言葉の”a”なのか。
”かお”という言葉の”a”なのか。

”暖かい”という言葉を、どんなにがんばっても、正しく発音する限りは、
”冷たい”という言葉よりも冷たい表情にはなりません。
暖かい表情を持っているからこそ、”暖かい”という意味を持っているのです。


それが言葉の表情であり、言葉としての(言霊)の役割です。

ここが共有出来ると、グルーブしますし”本当の意味”でハモる事が出来ます。

”音”はあなたが思うよりも、(楽譜では表現する事ができない)
もっと多くの情報を語りかけてきているかもしれません。
自分が楽なほうに目を、耳をそらさないで、”音”と会話をしてみてください。

その後には、もっと生き生きとした”音”が広がっていくのではないでしょうか。

 
”音”は、表情豊かな生き物です。

まずはしっかりとその”音”を聞きましょう。

#創作大賞2022

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