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【現職職員が絶対に教えない】宅浪しているあなたへ~元塾講師・予備校チューターからのアドバイス~

こんにちは、今回は私の経験を生かして「宅浪生」へアドバイスをさせていただきます。

radiotalkにも収録済なのでぜひ元の配信も聞いてみてください。
https://radiotalk.jp/talk/305232
https://radiotalk.jp/talk/305235
https://radiotalk.jp/talk/305247
↑いろいろ話してますが、最後の完結編が一番まとまっています。

まず前提として
●宅浪しているが予備校に季節講習だけは通う予定
●模試も申し込みをして受験予定

そんな方に対して、「予備校をこう利用することができる!」というアドバイスです。

①講習受講の相談を予備校職員にしてみよう


私がかつて予備校職員として勤めていた際、普段は通塾していないが夏季講習や冬期講習などだけ通塾するいわゆる「宅浪生」はかなり多くいました。
ただ、その生徒たちの多くは特に職員へ相談したりせずに自分でWEBなどで申し込みをして、受講してくれていました。
勿体ない!!!
正直、相談なしで勝手に申し込み・受講をしてくれたら職員としてはとってもありがたいです。ただ、どうせ申し込むなら簡単な学習指導も受けてしまってはどうでしょうか。
●具体的手順
・まずは「夏季講習の申し込みを考えているので受講相談したい」とあらかじめ相談のアポをとって予備校や塾に向かいます。
・その際に必ず「模試の成績」は必携です。普段使っている参考書もいくつか持っていけば使える場合もあります。
・保護者に受講費用を出してもらう場合は予算をあらかじめ相談しておく
(例えば5講座までOK,10までOKなど)
・自分の中でもなんとなくで良いので受講科目・講座を決めていく。

ここまで準備して相談に来てくれるだけで、相談を受ける側としては
「まともな人が来てくれたな、ちゃんと見てあげたいな」て気持ちになったり、最初の説明の手間などが省けるので学習相談まで持って行きやすくなります。
もし予備校の模試を過去に受けている場合はデータが蓄積されているのでアポをとった段階で本人を確認してある程度準備して臨んでくれる確率が上がります。

・当日は、予算や自分の学習状況と模試結果、志望校を伝えて「●●大学△△学部志望ですが、今の学習と成績だと物理の力学が苦手で、それを対策できるように物理中心に受講を考えているのですが他におすすめの講座などありますか?」と
★現状の自分の分析を伝えて、齟齬がある部分を教えてもらう
というスタンスで受講相談をしてみましょう。そうすると大半のチューターは「物理は確かに強化したほうが良いけど、●●大学志望なら英語ももう少し欲しいね。難しすぎる講座はいらないからこっちの講座は最低限のレベル知るためにも受けた方がいいね。」と、志望校の傾向を鑑みてアドバイスをくれます。このような形で予算分の講座を決めていき、講座を決める際などに
「じゃあ英語はこっち取ります!!!今英語は得意意識あって長文を二日おきにやるくらいなんですけど、この講座のためにもっと鍛えた方がよい項目とかありますか?」と季節講習を絡めて自分の現在の学習方法をさらっと伝えると、学習指導を細かく返しやすいです!!!

私は過去にこの方法で1人だけ相談に来てくれましたが、気づけばその子にはかなりみっちりとアドバイスをしていました笑
これより真逆の質問や受講相談は、あまり実にならないことが多いというものも現状です。

私が過去に相談を受けて「困ったなー」と思ったのが
・アポなし訪問・模試成績無し・よくわからないからとりあえず何か受けなきゃと思ってきました(つまり何も決まってないし自分で調べてない)

上記の生徒や保護者の方は非常に多いです。こちらも時間や余裕があれば一から説明できますが、一人あたりの対応時間が決まっている予備校や校舎もあるのでほぼ細かい話はできずに終わってしまいます。

なので、ぜひ夏季講習の受講を考えている人は試してみてください!


②受験校の相談を予備校職員に行える!!!

あらかじめ言っておきますが、これは必ず指導が受けられるというものではありません。私の経験上、かなり良い指導が高確率で受けられるコツです。

①と関連になるのですが、
冬期講習や入試直前期の受講相談をしてついでに受験校についてアドバイスを求めるというものです。

どの塾や予備校でもだいたい冬期講習と、入試直前期の直前講習や特訓・チェック講座などあると思います。
それを①の手順を利用して活用します。気をつけてほしいのが、夏季講習を受けて、同じ職員を指名して相談するのが良い相談を受けられるコツです。

一見さんだと正直関係性が築けないので職員側もありきたりな情報や簡単な情報しか渡さないことが多いです。特に、受験校を決める面談は当然ですが自分の担当生徒を最優先に惜しみなく時間や情報を使っていきます。

なので夏季講習よりも、親身さは減る可能性があります。
ただ、夏季講習で職員との関係を築けば普段通塾している生徒と変わらないレベルの情報を手に入れることも可能です。

基本の手順は①と全く変わりません。
あらかじめアポをとり、自分で大枠をきめ、成績をもって受講相談に臨みます。ただ、たいていはここで直前の講座まで決めてしまうのですが
「受験校を最後の模試の結果がきて決めてから直前は決めたいので、落ち着いてから・・・冬期講習中にもう一度お時間いただけますか?」

と、二回に分けてきめましょう!正直職員は12月上旬はかなり忙しいので冬期講習でも良いから相談したい!と言ってくれるとありがたいです。講習期間は手が空くこともあるので・・・。

ただ、この時大半の職員はおそらく
「人気講座だとそれからじゃ遅いから、今決めちゃって、あとで変更する方式でも良いかな?」と提案してきます。これはぜひこの通りにしてください。
予備校の季節講習において、本当に人気の講座は塾生優先で埋まってしまうこともあるのでかなり激戦です。むしろこのように言ってくれるチューターさんは信頼度が高いです。
なので一旦はすべて決めてしまうけど、冬期講習のあいている時間に微調整をする、という流れです。

この、冬期講習での微調整で受験校について聞いてしまいます。

手順はほぼ同じですが、ここでも大切なのは
★自分でちゃんと調べてある程度決めていくこと
これが最も大切です。塾生でさえ、一から十までこちらで決めることはないので、必ず自分で①安全校②実力相応③挑戦この3つでバランスと日程を考えながら決めていきます。
※丸投げした瞬間に一切の貴重な情報が得られないと思ってください。※

●最後の模試の結果で直前講習が想定していたものでよいか確認させてもらう面談をする
→その時に、特に第一志望がC判定以下の場合は「ここが第一志望と考えているので直前の講座は●●とったんですけど、正直この判定だと例年合格者てどのくらいいましたか・・・?」と聞いてくれるとこちらも
「実はこの点数からだと例年あまり受かってない。同じ学部ならこっちにしたほうがまだよいかも・・・」「合格者は割といるけど挑戦には変わりないから、もっと安全なところうけたほうが良いかもね」
と具体的な大学・学部名を提示してくれます。

逆に成績がかなり伸びている子だと、
「結構伸びてきていて・・・・挑戦校ふやしたらどうかなって親は言うんですけど、●●大学だと挑戦しすぎですかね?」と具体的に考えている大学まで行ってくれるとこちらとしてもイメージがつきやすいので提案がしやすいです。

ただ、現実的なことをいうとテンションが下がったり結局逆切れをする生徒が本っっ当に多いので・・・(志望校をあげる提案は100人生徒がいたら1人いるかいないかのレベルで、大半がレベルを下げる提案になることが多いです。)
現実を知りたくない人は冬期講習の相談と冬の学習相談でとどめておいた方が幸せかもしれないです。

ただ、宅浪している子だといわゆる「一年だけ」浪人が許されている子が私の見聞きした限り多いので、「絶対に今年はどこかに入学しないと」でも「通常の予備校は通うことができない」方は今回お伝えしたやり方をすると、かなりコストパフォーマンスよく進路指導が予備校から受けられます!


今回は予備校の使い方、でお話しさせていただきました!
もしもっと具体的な相談がしたい・良いチューターさんを紹介してほしいなどあればTwitterのDM頂ければ返答します!

読んでいただいて、ありがとうございました。


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