あの日、選ばれなかった君へ
もうだいぶ経ちましたが、
阿部広太郎さんの「あの日、選ばれなかった君へ」という本を読みました。
過去の阿部さんの、選ばれなかった時の体験、気持ちを「あの日のきみ」という視点で語られる本ですが、エッセイのような、小説のような、なんだかとても不思議な本です。
読みやすいので一気に読んでしまいました。
選ばれなかった私に寄り添ってくれた
阿部さんといえば、宣伝会議さんにて「アートとコピー」という講座を担当されております。
私も昨年受講させていただき、たくさんの経験を得ることができました。
アートとコピーについてはこちらのnoteでまとめています。
前編「アートとコピーが終わりました。」
後編「アートとコピーのつづきです。」
この講座の中では、毎月課題に挑戦し、できた課題に対し他のメンバーがいいと思ったものを3つほど選ぶという制度があります。
なんと、一番最初の課題で、メンバーの誰一人からも選ばれないことを経験しました。
正直自分の中では、いいものができた…!
と思っていたので、突然隕石がぶつかってきて大きな衝撃を受けたのかと思うほどショックでした。
まるで全世界に否定されたような気持ちにもなりました。
そんな時、本当にちょうどのタイミングで阿部さんがこの本を出版され、読んだのです。
「阿部さん、私を励ましてくれるために書いてくださったのか…!?」
と思うぐらい、この本はその時の私にピッタリと寄り添ってくれ、励ましてくれたのです。
以降の課題でも、選ばれないこと、何度もありました。
でも、この本を思い出し、なんとか乗り越えることができました。
阿部さん、ありがとうございます。
これからも、選ばれないことはたくさんあると思いますが、
選ばれなかったことを決して否定せず、一つの分かれ道と捉え、頑張りたいです。
これからもひたむきに
特に心に響いた一文を紹介します。
「君が進んだ道が合っているかどうかなんてその時はわからない。だからこそ自分の選択を正解にしていくことにひたむきになればいい」
グラフィックデザイナー歴10年にもなる私ですが、この道でよかったのかな?と思う瞬間が何度もありました。
特に、仕事に追われて子どもとの時間がなかなか取れない時はそう思うことが多いです。
でもやっぱりお客さんに、「デザインめっちゃいいですね〜!ありがとう!」と言われると、うれしくて続けたくなりますし、納得いくものができた瞬間は、それまでの苦しかったこと一瞬で忘れます。
この道が私に合っているのかどうか、それはいまだにわからないけれど、“この道を選択したのは私自身”ということははっきりしています。
ひたむきに、この選択を正解にしていくことをこれからも続けていこうと思います!
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