見出し画像

【サッカー】浦和レッズ ACLアウェイ武漢三鎮戦(2023.9.20)感想

アウェイで2-2の引き分けという結果に終わりました。色々厳しいACLとはいえ、個人的には全然勝てる相手だと思ったので、残念でした。

前半、開始10分で相手に先制される苦しいスタートになりました。アウェイの雰囲気やピッチに慣れる前にやられてしまった印象でした。
その後、徐々にボールを持てる時間が増えてきて、安居やリンセンなどが惜しいシュートを放つ場面なども見られるようになりました。
それでも、相手ゴールをこじ開けることはできず、0-1のまま前半終了。先制は許したものの、サウジや以前の中国のチームのような強さは感じなかったので、もっと前向きな気持ちで戦えば、追いつけそうな気もしました。
解説の槙野が何度か言ってたように、前線からプレッシャーをかければ、ボールを取れそうな雰囲気もありましたしね。

後半は高橋、大畑、岩波に代えて、関根、ホイブラーテン、明本を投入。そして、後半開始10分で安居のクロスからリンセンがヘディングシュートを決めて同点に追いつきます。
その後、何となくボールを保持しつつある流れの中で、浦和の自陣左サイドの方でボールをつなごうとしたところを相手に奪われてしまい、結果的に相手にPKになり、決められてしまいます。この場面はPKよりも、ボールをつなごうとして取られたところが駄目でしたね。

1点を追う展開となり、ボールをつなぐもののシュートまで至らない場面が多く、ジワジワと時間が過ぎていきます。
それでも、岩尾に代えて興梠が入ると、少しずつ前線に流動性が生まれ、アディショナルタイムにはカンテがゴールをぶち込み同点に。しかし、さらに追加点は奪えず、2-2の引き分けに終わりました。

今日の試合を見ててちょっと思ったのは、ボールをつないで、相手を崩そうとしていく狙いはわかるのですが、少し丁寧過ぎるというか強引さが足りないんじゃないかと。同点ゴールになった場面などもリンセンが強引にシュート打った結果、カンテの所にボールが転がったわけですし。
日本人選手は特にそうですが、カウンター気味に攻められるときも、きっちりつなげそうにないと、すぐに後ろに戻すクセみたいのがあるように感じます。

特に、今日はリンセンのプレーを注視していたのですが、動き出しの速さだけでなく、ダイレクトで味方につないだり、クロスのタイミングもほかのサイドの選手よりワンテンポ速かったりして、とにかく相手の守りやすいタイミングをずらすプレーが多い印象でした。
もちろんその分、ミスもありますが結果的に1試合で見れば、ゴールへの最短距離を目指してプレーしてるように見えました。

この辺の割り切り方は、ショルツやホイブラーテンの守備にも感じます。何となく日本人ディフェンダーはコーナーキックに逃れたり、オウンゴールを嫌がったりするように見えますが、この2人はそこら辺の割り切りがハッキリしてる分、「コーナーになっても、きちんと陣形が整った状態で守備できるなら、そっちの方がリスクが少ない」「体を当ててもオウンゴールになる確率の方が少ない。体に当たって入ったら仕方ない」といったように見えます。

後半のカンテ、リンセン、興梠はやっぱり攻撃的に行きたいときは最高のオプションですね。今日もクロスに対してだったか、一回興梠とリンセンの動き出しがちょっと重なったように見えた場面があったのですが、それ以降は興梠が2人の動きを見ながらうまく調整してくれていました。今後も強力なオプションとして、うまく活用していってほしいです。

そんなわけで、勝ち点1をアウェイの地で獲得したことになりますが、最終的にこれが価値あるものになってくれたらいいなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?