見出し画像

週1でゴーヤチャンプルーを作る女が見つけたマイベストGC(ゴーヤチャンプルー)

私はゴーヤチャンプルーがめちゃくちゃ好きだ。夏は週1で作っている。一口に「ゴーヤチャンプルー」と言っても、レシピは星の数ほどある。何の肉を使うのか、ゴーヤの苦みはどれくらい抜くのか、味付けはどうするのか…など、ゴーヤチャンプルーは人生と同じくらい選択の連続だ。

毎週様々なパターンのゴーヤチャンプルーを作った結果、ついに2020年8月22日の本日「人生史上マイベスト・GC(ゴーヤチャンプルー)」と言えるものに辿り着いた。

第1の選択~ゴーヤの処理~

私はゴーヤの苦味が感じられるほうが好きなので、ゴーヤ1本を縦半分に切って端から5㎜幅程度に切って、塩をまぶして5分ほどおいたら水分を捨てる。これで終わり。お湯や砂糖を使った方法も試してみたが、私の好みより苦味が抜けすぎる気がしている。

ちなみに、グルメな先輩から教えてもらった京都の某名店の「ゴーヤを短冊切りにして、味付けはシンプルに塩のみ」のレシピでも作ったことがある。これはこれでゴーヤの食感が楽しく美味しかった。しかし、私はゴーヤをアーチ形に切るときのサクサクとした音と手ごたえがわりと好きなのだ。なのでなんやかんやいつものアーチ形で切ってしまう。

第2の選択~豚バラではなく、加工肉を使う~

体感的に、世のゴーヤチャンプルーレシピの7割ほどは「豚バラ」が使用されているのではないか。私もそれに倣い豚バラで作ることが多かったのだが、今日は冷蔵庫にあったベーコンで作ってみた。日本ハムさんの「シャウベーコロン」という、普通のベーコンより少し厚くてちょっとジャンク目な味付けのやつだ。するとどうだろう、豚バラよりもガツンとした味でドンピシャ私好みだったのだ…!

前述の通り、私はゴーヤの苦味をちょっと強めに残しているので、ジャンクめな加工肉とのバランスが良かったのかもしれない。あと、ペロペロの薄めのベーコンではなくちょっと厚めなのも良かった。今度はスパムで作ってみよう。

ちなみにツナ缶のゴーヤチャンプルーも好きだけれど、ちょっとあっさり目の気分の時に作る。

食べやすいサイズに切ったベーコンを、油を引いたフライパンに投入してじくじく炒める。だいたい焼けたかな、というタイミングでナンプラーを入れて、いったん器に取り出しておく。ベーコンの脂がたっぷり出ているところにゴーヤを入れて、軽く炒める。

第3の選択~豆腐とその扱い方~

これが今日一番の大発見だったかもしれない。木綿豆腐1丁を水切りをした後、普段なら手で崩してフライパンに投入するのだが。今回は、先に炒めていたゴーヤをフライパンの端に寄せて、豆腐をまったく崩さずそのまま入れてみた。豆腐の両面焼いてからおたまで適当に崩していく。

普段のやり方だと炒めているうちにどんどん豆腐がぼろぼろと小さくなってしまうのだが、今日の方法なら豆腐がいい塩梅のサイズのまま仕上がる。

ちなみに、厚揚げ豆腐や絹豆腐で作ってみたこともあるが、厚揚げよりも味が染みやすく、絹豆腐より崩れにくく食べ応えもある木綿豆腐が最強だよなという結論に至っている。

第4の選択~もやしを入れるか問題~

ゴーヤチャンプルーレシピの2大派閥、「もやし有レシピ」「もやし無しレシピ」。私は「ゴーヤチャンプルーにおけるもやし=バランサー」だと思っているので、ツナ缶であっさり目のチャンプルーを作る時はもやし無しで作ることが多かった。今回はベーコンで作るので、味がいつもより濃いだろうからともやしを1袋入れてみたが大正解だった。もやしがベーコンのうま味を吸って、とてもおいしかった。なお、入れるタイミングはゴーヤ⇒豆腐⇒もやしの順番。もやしの水分でべちゃっとならないよう、もやしを入れてからは強火で一気に炒める。

第5の選択~味付け問題~

もやしの水分を飛ばしてから、取り出しておいたベーコン(ナンプラーで味付け済み)を投入。全体にベーコンとナンプラーが行きわたるよう木べらでぐるりとかき混ぜてからスペースを作り、追加の油を引いて溶き卵(2個分)を流し入れる。菜箸でぐるぐるかき混ぜてからゴーヤや豆腐とも混ぜ合わせたら、火を止めてかつお節をたっぷり2パック入れる。汁気をかつお節が吸ってくれるので、べちゃりとしないのだ。最後に塩胡椒で味をととのえて完成!

味付けに関しても「醤油+和風顆粒だし」「醤油+砂糖」「めんつゆ」「白だし」など、色々と試行錯誤してきた。その結果行きついたのが「ナンプラーオンリー(ただしかつお節は1パックではなく2パックに増量)」のゴーヤチャンプルー。

ゴーヤチャンプルーとは「クセの強いゴーヤのために、ゴーヤの苦味に負けないウマミ(from肉&調味料&かつお節)と、それらを包み込む包容力(from卵&豆腐&もやし)を用意してやる料理」と私は結論付けている。

※漫画に例えると、ゴーヤを才能あるんだけどクセの強い主人公とすると、ウマミはさしずめ主人公のよきライバルで、包容力はいつでも主人公の味方な恩師なイメージ。なんのこっちゃ。

ウマミとして顆粒だしや味の素を使うのもありなのだけど、醤油と顆粒の配分を考えるのが面倒で「ナンプラーでよくない?」という答えに行きついたのだ。

できあがりはこちら。


あ~~~(ノンアル)ビールとの相性サイコーだね。夏はゴーヤチャンプルーだねやっぱり。

このnoteを読んでくださった方、もし「いや!!このレシピこそ至高!!」というものがあれば是非コメント欄にて教えていただけると嬉しいです🥳おいしい知の共有を楽しみたいのです🤤

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?